B.B.クィーンズ おどるポンポコリン 近藤房之介 はじめてのおつかい

はじめに

 

作曲者「織田哲郎」さんにつきましては、私自身何も知識がございません。ここに取り上げた2曲とともに「Mi-Ke」の『想い出の九十九里浜』は大好きです(すべて彼の作品だったとは!)

素晴らしい楽曲提供に心より感謝いたします。

 

作詞者「さくらももこ」さんの歌詞

”エジソンはえらい人 そんなの常識” ”キオスクは駅の中 そんなの有名”

「常識」や「有名」なことにとらわれない彼女だからこそ、あえてこの言葉を歌詞の中に入れたのでしょうか

凡人の私などには、歌詞の内容についてあれこれと解説する資格も能力もございません。

 

グループ名の由来は、所属事務所であるビーイングと当時の所属レコード会社であったBMGルームスの頭文字で「B.B.」となるため、アメリカ合衆国のブルース歌手、B.B.キングをもじって「B.B.クィーンズ」とした。なお、B.B.クィーンズシスターズは後にMi-Keとして単独活動も行っていた。 (ウィキペディア)

「ちびまる子ちゃん」といえばやはり「ピーヒャラ ピーヒャラ パッパ・パラパ」の『おどるポンポコリン』でしょう

 

その主題歌(実は最初はエンディング曲)で有名な「B.B.クイーンズ」

このお二人が凄すぎました

 

おどるポンポコリン  1990年

坪倉 唯子(メインボーカル) 早回し説

 

爆発的ヒットにも関わらず、「ウィキペディア」には ”早回し音源を使った曲のため生歌唱での再現が難しいことを理由に辞退し続けていた” と書かれていました

テレビ初主演の「夜のヒットスタジオSUPER(生放送)」の音源を聴いてみても、全くもって違和感がありません(素人の私には、早回しとの違いが全く分かりませんでした)

 

「坪倉 唯子」さん”ウキペディア”内では

”元々はかすれ気味の中低音の声質だが、B.B.クィーンズの時はやや鼻にかけた高い声で歌い”

と書かれており、私としては「早回し説」には少し懐疑的です(違いが分からないのも悔しいし…)

 

いずれにせよ、作詞・作曲人を含め超一流の人々が才能のかぎりを尽したこの名曲を、後世に向けて語り続けていきたいと思わずにはいられません(私が語っても何の力にもなりませんが…)

 

作詞:さくらももこ 作曲:織田哲郎

なんでもかんでも みんな おどりをおどって いるよ

 

メインボーカル「坪倉 唯子」さんの高音まで伸びる声は、力強く安定感抜群です

彼女の音楽的な実力・才能は有り余るものがあると実感します

彼女について少し調べてみると

 

B’zのバックコーラスも務めている。工藤静香のほとんどの仮歌やバックコーラスも務めている

(ウィキペディア)

 

【仮歌】 ユニークな名前だが、デモテープ専門の歌い手のこと。実際に歌う歌手が曲を覚えるために、譜面にかかれた曲を“仮歌”として吹き込む。バックコーラスが兼任することが多い。(コトバンク)

「仮歌」なる言葉を初めて聞きましたが、知れば知るほど「坪倉唯子」さんの音楽に対する評価の高さがすごく伝わってくるのです

1985年ソロ歌手としてデビューして以来、おもにバックコーラスとして活躍されていました

 

昭和の歌には、素晴らしいコーラスを取り入れた曲がたくさんあります

そんな中、彼女が晴れて表舞台に立ち、広く世間にその実力が知られることとなったのが嬉しくてたまりません

 

ウィキペディアの紹介欄の最後に ”「高須クリニック」のCMサウンドロゴの片パートを担当”

とありました

 

企業名を音楽に載せたこのインパクトといったら、社長と共に計り知れません

しかしこの紹介も「方パート」の意味が分からないこともあり、事実かどうか疑ってしまいます

 

今まで「ウィキペディア信者」だった私には、そんな自分が少し悲しくもあります(たぶん、知識不足のただの勘違いだと思います)

 

鬼才 近藤房之介

 

ピーヒャラ ピーヒャラ パッパパラパ

ピーヒャラ ピーヒャラ おへそがちらし  タッタタラリラ

 

やはりこの歌の醍醐味は、この「タッタタラリラ」の合いの手が入るところでしょうか

「近藤房之介」さんの声・その歌唱力・音楽性の豊かさに引き込まれます

 

翌年、『ドレミファだいじょーぶ』をリリースし、テレビ「はじめてのおつかい」の主題歌として採用されました

そして、番組内挿入歌として『しょげないでよBaby』(高樹沙耶作詞・織田哲郎氏作曲) (B面)が、可愛い映像と共にお茶の間に感動の渦(うず)を巻き起こします

 

圧倒的な歌唱力で「ぼく」の気持ちを「愛するママ」へ伝えます

頑張っておつかいする子供たちへの応援歌と思っていたら、大好きなママへのラブソングだったのです

「タッタタラリラ」「しょげないでよ…」がこんなところでつながっていたなんて

 

「近藤房之介」さんをほんの少しだけ訪ねてみましたが、なぜか「岡本太郎」さん「蜷川幸雄」さん「忌野清志郎」さん達を思い起こされました

「天才」という枠の中に納まりきれない、人間のものとは思われぬほどの優れた才能を感じさせるのです

そんな印象を受ける「近藤房之介」さんなのでした

 

しょげないでよBaby 眠れば なおる

しょげないでよBaby ママをお嫁に きっともらって あげるサ

「高樹沙耶」さんの最初と最後のこの詩と、独特な「しゃがれ声」が妙に心に残り続けます。

 

 

P.S.

サウンドロゴ

企業が、テレビ・ラジオ・インターネットの動画といった、「”音”を用いた広告」において、自社の呼称や商品名などにサウンドデザイナーや作曲家がメロディを付けたりあるいは音声や効果音などの音響でアピールして宣伝効果を高める、ブランド手法  (ウィキペディア)

本文にも書いたように「高須クリニック」のサウンドロゴは強烈です

 

わたしの好きな「サウンドロゴ」はコスモ石油です

【ココロも満タンに】(コ・ス・モ セ・キ・ユ)

 

コピーライター「仲畑 貴志」さんの傑作の詩に「草間和夫」さんが曲を付けました

最後の「コ・ス・モ セ・キ・ユ」の優しい音階に、心は満たされます

そしてなぜか分かりませんが、果てしない幸せを感じつつ、とても癒されていくのでした

 

それはまるで「はじめてのおつかい」の中で、演出も何もない、あの自然な親子愛や小さな兄弟愛に触れたときのように・・・

 

 

飯島真理 愛・おぼえていますか  昭和59年(1984年)

 

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