研ナオコベスト盤 不適切にもほどがある?名曲たち パート②

注①:メインタイトルに「不適切にもほどがある」とありますが、パート①の流れで入れているので、深い意味はありません

注①:内容に「不適切」な部分が含まれていることがあります

 

昭和の名曲カバー 編

このアルバムで「研ナオコ」さんは、たくさんのアーティスト作品をカバーされています

そのチョイスがあまりにも素敵だったので、前回に続きご紹介させていただきます

 

帰らざる日々(アリス) 研ナオコバージョン

作詞・作曲:谷村新司

1976年に発売した『今はもうだれも』に続いての初期のヒット作品です

 

改めて来てみるとすごい作品であり、思っていた以上に重い内容なのでした

ノー天気な私は、「アリス」初期の作品が好きで、いい曲だなぁ…ぐらいにしか捉(とら)えていなかったのです

 

バイ バイ バイ 私の貴方

バイ バイ バイ 私の心

このサビの部分に入ってからはリズミカルになり、雰囲気はガラリと変わります

「アリス」のコンサートなどでは手拍子が起きているようです

でも、歌詞の内容を考えると手拍子は、ちょっと不適切かもしれません

 

バイ バイ バイ 私の命

バイ バイ バイ バイ マイラブ

「谷村新司」さんの優しい歌い方に比べ、「研ナオコ」さんが歌うと切実感が増してくるようです

彼女の少しかすれた声に、切羽詰まった何かを感じてしまうのでした

 

そして教養のない私は、この歌詞を映しながら馬鹿なことを考えています

”マイラブ”の前の「バイ」は[by]か[bey]かどっちなのだろう?・・・と

 

ジェラシー(井上陽水) 研ナオコバージョン

作詞・作曲:井上陽水

 

「ジェラシー」いわゆる「嫉妬」です

どちらの漢字にも「女」偏が使われています

嫉妬なんて女性がするものと言わんばかりのこの漢字は、少しばかり不適切だと言われかねません

 

そんな古い捉え方を覆すため、時代に先駆け、男の嫉妬を描きます

だからあえて、「井上陽水」さんはカタカナで『ジェラシー』としたのかもしれません

 

ジェラシー 愛の言葉は

愛の裏側 ジェラシー

この始まりのセリフに震撼します

「研ナオコ」さんのお声です

 

低い

恐ろしく低いのです

地面の底から、あたかも高級なサブウーハーがずっしりと奏でるように響きます

 

ハンドバッグの とめがねが

はずれて化粧が 散らばる

男目線による細かい観察を「研ナオコ」さんは何ら違和感なく表現していきます

 

波がそれを 海の底へ引き込む

「井上陽水」さんの天才的な歌詞を次々と受け入れ、彼女独自の解釈と表現で天才的にかみ砕きます

 

凡人である我々は、爽快感にも似た心地良さを伴いながら、海の底へと引き込まれるのでした

 

メランコリー(梓みちよ) 研ナオコバージョン

作詞:喜多條忠 作曲:吉田拓郎 1976年

 

春はもうすぐそこだというのに、雨模様の空が続いています

憂鬱(ゆううつ)とまでは言いませんが、なぜかこの曲を聴きながら過ごしたいような気がしました

 

オリジナルは、軽快とも思わせるようなリズム感で進行していきます

あえて、メランコリーな詩とこの曲調をぶつけてきたのかもしれません

 

こちらのカバーバージョンでは、一つも二つもテンポを遅らせています

これこそが「研ナオコ」さんたるゆえん、彼女の世界感がさく裂します

 

女は愚かで かわいくて

恋にすべてを 賭けられるのに

こちらでも「女」はこう、「男」はこうだよね

と、一般論として昭和は型にはめたがっています

 

しかし、ここに登場する女性はちがっていました

【1番の歌詞から】

腕から時計を はずすように

男とさよなら できるんだって

そんな世間からのいわれように、淋しさを感じます

 

【2番の歌詞から】

恋人つれてる あの人に

平気で挨拶 しているなんて

そして、こんな自分自身にも寂しさを・・・

まさに『メランコリー』なのです

 

フォークの世界から来た、二人の作詞者「喜多條忠」さんと作曲者「吉田拓郎」さん

歌謡界の世界にいどみ、偉業を成し遂げます

 

このアルバムで選ばれたカバー曲は、ほかにもたくさんあります

『どうぞこのまま』(丸山圭子)・『この空を飛べたら』(加藤登紀子)・『さよならだけは言わないで』(五輪真弓)・「中島みゆき作品」・・・

 

昭和を代表する名曲が集結しています

全32曲、どれも聞き逃せません

 

改めて「研ナオコ」さんのディスコグラフィを見て驚かされます

昭和の名だたる著名人たちが、たくさん彼女に楽曲を提供しておられました

 

あらゆる作詞作曲家たちが、アーティスト「研ナオコ」さんにこぞって押し掛けていたのです

全盛期の「松田聖子」さんや「中森明菜」さんの、あの80年代に先駆けて…

 

『研ナオコベスト・コレクション32』

このアルバムに、彼女の偉大さを思い知らされるのでした

ご本人及び製作者の編集に「適切にもほどがある!」と言わざるを得ません。

 

 

欧陽菲菲(オーヤン・フィーフィー)『ラヴ・イズ・オーヴァー』することなく、永遠に続きそうです

 

 

昭和の名曲 80年代
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