自他共に認める(実は自分だけが認めているだけで、家族は私のことなど興味もなくは、何も認めてくれていませんが…) まぁ、とにかく古くからの「岸本加世子」ファンである私は、ドラマ「ちょっとマイウェイ」を毎回楽しみに見ていたのは当然といえば当然です
『パル』が歌う主題歌『夜明けのマイウェイ』も超お気に入りで、当時から裕福ではなかったのですがレコードは迷わず買っていました
そんな思い出多きこの曲に、このようなバージョンがあろうとは・・・
夜明けのマイウェイ 昭和54年(1979年)
個性ある多くの俳優人たちで最高の盛り上がりをみせた「ちょっとマイウェイ」
ドラマの内容的に、笑い・涙・ドタバタ・勢いなどのイメージ的に「パル」が歌われた『夜明けのマイウェイ』がピッタリなのです
しかしながら、この「荒木一郎」バージョンに魅了されたのは、「悲しみ」をかかえることに少し疲れていたのかもしれません
作詞・作曲:荒木一郎
悲しみをいくつか のりこえてみました
ここは、乗り越えてきたのではなく「のりこえてみました」の表現が、「荒木一郎」さんの生きてきた人生にダブります(初めてウィキペディアでの紹介をみて、益々この歌が好きになりました)
この表現、この言い回し、言葉のひとつひとつに思い入れを感じます
ふり返る わたしの 背中に まだ 雨が光っています
この3段、4段とリズムの重ねてくる手法が好きでたまりません
私は『空に星があるように』も彼の作詞作曲だったとは知りませんでした
しかし、この二曲が「荒木一郎」さんの作品と知り、その虜(とりこ)となっています
「赤木圭一郎」さんも「藤山一郎」さんも名前ぐらいは何となくわかりますが、「荒木一郎」さんを不覚にも存じ上げていなかった自分が情けないです
申し訳ありません、「”ふり返る わたしの 背中に”」 の旋律が好きすぎて話がそれてしまいました
でも 夜はもうじき 明けてゆきます 今迄と違う朝が
Aメロを繰り返したのち、ガラリと曲調が変化します
そうです、「落ち込んでいる場合ではないですよ」と、後ろからそっと肩を押してくれるのでした
ガラスのような まぶしい朝が 芽生え始めています
すぐに芽生えることは難しいかもしれません
しかし、この歌を聴いていると、明日に向かって小さな種ぐらいは蒔(ま)けた気がするのでした
悲しみをいくつか のりこえて来ました
ふり返るわたしの後ろに ほら虹がゆれているでしょう
あらら、2番から「来ました」に代わっていました(なるほど、流石です…)
最初のピント外れなコメントについて、私の心もゆれてしまいます
『パル』(オリジナル)バージョンのイントロとガラリと変わってのアレンジです
いい歌は、色んな味わいをもたらしてくれる、最高の「レストラン」だったのでした
(「ちょっとマイウェイ」:南代官山にあるレストラン“ひまわり亭”を舞台にしたコメディドラマである / ウィキペディア)
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P.S.
日本テレビ系 土曜グランド劇場
空に星が あるように 浜辺に砂が あるようにボクの心に たった一つの 小さな夢が ありました 『空に星があるように / 作詞作曲:荒木一郎』
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