「岡崎友紀」&「加藤和彦」&「安井かずみ」 私は忘れない…忘れられない…忘れたくない

 

岡崎友紀(YUKI) 『ドゥー・ユー・リメンバー』 1980年

作詞:安井かずみ 作曲:加藤和彦

 

1970年代前半から中盤にかけて国民的アイドルとして人気を博した「岡崎友紀」さん

『柔道一直線』の「吉沢京子」さん『気になる嫁さん』の「榊原るみ」さんと共に、世間の中学男子の恋心を圧倒していました

 

そんな彼女のイメージを一新したのが、「加藤和彦」さん&「安井かずみ」さんの天才コンビでした

この頃には『おくさまは18歳』の面影はあまり伝わってきません

 

あなたに 一日会えないと

それだけで 人生にはぐれた

作詞界の巨人「阿久悠」さんに正面から切り込める女流詩人、「安井かずみ」さん

彼女のオシャレで優雅なライフスタイルを感じつつ歌詞を追っていると、恋の終焉(しゅうえん)さえも不思議と素敵なものに思えてきます

 

そんな気がしてた 恋する女

そんな私を Do you remember me

「加藤和彦」さんの軽妙なリズムが、あまりにも心地よく中毒性さえ感じてしまいます

 

”そんな私を~”

ここの上げてからの下がり方です

「あぁ、この人は天才なんだ」と改めて思ってしまいました

 

やがて別れの日がくると おたがいに感じ始めたころ

ひとり旅に出た私を 探しに来てくれた事

軽い感じでノリがよく簡単に歌えそうなこの曲ですが、音階的にはとても難しい内容だと思います

 

それを、さらりと歌いこなす「岡崎友紀」さんの歌唱力も凄いです

「NTV紅白歌のベストテン」の司会をしていた頃の「軽快なさばき」を彷彿とさせるのでした

 

Do you remember me

Do you do you remember me

曲の終わりのこの重ね方に、詩と曲の結びつきの良さと二人の波長がとても合っていることを物語っていると思うのです

 

1980年、再婚同士のお二人が結ばれて、3年の月日が経とうとしていました

 

だいじょうぶマイ・フレンド 1983年

同名映画の主題歌で「加藤和彦」さんとは別に、出演者三人が同時にリリースしていました

中でも、「広田 玲央名」さんが歌唱されていたのを少しだけ覚えています

 

作詞:安井かずみ 作曲:加藤和彦

目を 閉じてごらん 愛が 見えてくる

 

オリジナル録音盤が見つかりません

どこかのスタジオで歌っている姿しか見当たらないのです

約2分20秒でカットされています

 

この歌声はか細くとても頼りない感じです

映画もこの方も全く知らない私がの心にずっと残り続けていたこのフレーズ

 

だいじょうぶ マイ・フレンド

決して 一人じゃない この世界

だいじょうぶ マイ・フレンド

全然大丈夫じゃないところに彼女の魅力があったのかもしれません

 

他の歌手で、じっくり聞いてみるとやはり・・・

出だしの曲調も目を見張るものがあり、素晴らしい作品に仕上がっていました

 

サラブレットが何代もの純血を受け継いできたように、この作品にも「家柄」の良さ、育ちの良さがいたる所に見え隠れするのでした。

 

昭和の歌謡界に新しい風を吹き込んだ「加藤和彦」&「安井かずみ」コンビです

けれども、時代の一歩も二歩も先を歩んできた二人の新たな作品に、もう出会うことはできません

 

だいじょうぶ・・・

これからもずっと「忘れられない」「忘れたくない」「忘れてはいけない」お二人なのですから・・・

 

P.S. 広田 レオナ

 

『だいじょうぶマイ・フレンド』を歌った人ってどんな方なのだろう、とウィキペディアで調べてみると「広田レオナ」(旧芸名広田玲央名):日本の監督・女優・エージェント代表

演技派女優としての地位を確立されていた凄い人でした

 

経歴もワイルドで、20代で医大生と結婚するも3年で離婚

個性的な俳優吹越満」さんと結婚・離婚を二度繰り返し、その後22歳年下の元俳優の男性と結婚

ブログで肺がん手術後の様子を「ドスで2回刺された痛み」と報告

 

1983年の映像とのギャップもあり、とても魅力的な女性なのは間違いありません

これからの彼女の活躍にもう目が離せないでしょう

 

あなたを 愛している人がいる

だいじょうぶ マイ・フレンド だいじょうぶ マイ・フレンド

決して一人じゃない この世界   『だいじょうぶマイ・フレンド』(広田玲央名)

 

飯島真理 『愛・おぼえていますか』 天高く突き抜ける歌声、おぼえています  

 

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