”かきくけこ大魔神”「高山厳」
「ん」の発音の仕方は三つあると言われてます
前後に来る音や話し方のよって変化します
日本語が、難解極まりない言語のひとつと言われているゆえんでしょう
「か・き・く・け・こ」の発声方法は、舌の奥を部分を上あごの柔らかいところにくっつけて行うとの解説がありました
「高山厳」さんの『心凍らせて』を聴いていると、この「か行」の使い方のスペシャリストだと気づかされるのでした
あなたの愛だ「け」は 今度の愛だ「け」は・・・
「け」の発音の仕方に、女性の意志の強さがにじみでています
今がど「こ」へも 行「か」ないように・・・
切ない願いを思いっきり言葉に込めます
「こ」から「か」への素敵な引継ぎに、うっとりしてしまいました
「高山厳」さんは、”かきくけこ大魔神”として、ニューアダルトミュージックを守り続けていたのでした
「荒木とよひさ」&「浜圭介」&「今泉敏郎」
【ある映画の一場面】
駄菓子屋を渋々経営している「茶川竜之介」氏はずっと文学を志していました
菓子を買いに来た少年たちは「スカばっか!」と連呼しています
ちょうどそのタイミングで、文学賞落選の通知が届きました
「スカばっか!スカばっか!」の声が、茶川の心に追い打ちをかけるのでした
映画「三丁目の夕日」がとても好きです
「荒木とよひさ」&「浜圭介」
この鉄板コンビにスカはありません
(『哀しみ本線日本海』については以前にこのブログで触れています)
編曲は『天城越え』で私をとりこにした「今泉敏郎」さんです
「高山厳」さん及びスタッフたち誰もが、最初のレコーディングでヒットを確信したに違いありません
去りゆくコーラス
心 凍らせて(はぁ~あ) 愛を 凍らせて(はぁ~あ)
最後の繰り返し部分では、素敵な「コーラス」が入ります
聴くたびに鳥肌が立ちます
高齢のせいで新陳代謝も止まってしまい、寒さに震えているのとは少し違います
身震いするほどの感動ゆえの「鳥肌」なのです
コーラスが作品全体に大きな影響を与えていたのは、この『心凍らせて』が流行った頃が最後だったかもしれません
ハミングでは『面影』、イントロ・コーラスは『積み木の部屋』がとても印象的です
作品全体を、陰ながらもしっかりと支配していた気がします
1970年代当時のフォーク界に、うとい私は「高山厳」さんが「バンバン」のメンバーだったことをのち知りました
『いちご白書をもう一度』はフォークソングの「王様」として今なお君臨しています
『心凍らせて』は演歌界の「ニュープリンス」として、歴史に名を刻んだと言っていいでしょう
そしてあなたも、「かきくけこ」を「クワッ・キィッ・クゥッ・クウェッ・クウォッ」と発音できるようになれば、第二の「高山厳」として名を残せる・・・かもしれません
映画のリアリティ
話しは「三丁目の夕日」に戻ります
鈴木オートの社長が乗る「ダイハツ・ミゼット」は昭和32年生産開始なのでボロボロになっているのは、時代設定上少しおかしいのです
しかし、観客が求めているのはリアリティではなく「懐かしさ」という概念なのだったのでしょう
『心凍らせて』の発売は1992年(平成4年)です
「古き良き時代の懐かしさ」を彷彿とさせるような、昭和の匂いに包まれた名曲だと思います
あえて古く見せたあの「ミゼット」のように・・・
了
『哀しみ本線日本海』 森昌子 哀愁の歌謡曲 昭和のCD全10巻 2-6
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