浜田省吾 あるひとつの土曜日に想う (その悲しみは雪のように溶けてしまうのか)

アーティスト「浜田省吾」さんのことはほとんど知りませんでした

一般的には「ハマショー」と呼ばれているようです

少し「コミショー」な自分にとって、ちょっぴり親近感のわくネーミングだ…とは思いませんが・・・

 

そんな私でも知っている曲があります

ひとつは『片想い』、以前にこのブログで取り上げています

 

そして、もうひとつ

・・・・・の○○〇です

 

もうひとつの土曜日(シングルバージョン) 1985年

作詞・作曲:浜田省吾 編曲:板倉雅一

 

私が毎日のよう聞いていたこの曲は、どうも「アルバムバージョン」だったみたいです(4バージョンあるらしいです)

 

声の若さ、気持ちの入れ方、昭和チックなアレンジ

この「シングルバージョン」がとても新鮮で魅力的に感じます

 

振り向いて

 

昨夜(ゆうべ)眠れずに 泣いていたんだろう

彼からの電話  待ち続けて

自分以外の人を愛する彼女に、思いを募らせる彼はずっと見つめ続けます

 

どのようにふるまうのが正解なのか

そもそも、正解など果たして存在するのだろうか?

 

「浜田省吾」さんは、一つの答えを教えてくれます

 

ただ週末の僅(わず)かな 彼との時を

つなぎ合わせて 君は生きてる

ここで初めて、彼女の境遇が解き明かされます

その伝え方が、実に優しく思いやりにあふれているのです

 

”つなぎ合わせて”

このあとも、次々と素敵な言葉が紡がれていくのです

偉大なる詩人であった彼は、「たまたま素晴らしい声と作曲力を兼ね備えていた」とわたしは考えてしまいます

 

君を想う時 喜びと悲しみ

ふたつの想いに 揺れ動いている

「不倫は絶対的に悪である」と誰しも考えます

当たり前のことだと

道徳的に常識だと

 

しかし、「始めて好きになった人がたまたま妻帯者だった」、「気がついたら愛してしまっていた」

そんな、どうすることもできなかった彼女の「想い」、簡単に非難することが許されるのでしょうか

それは、彼自身の「想い」とも重なります

 

昭和の天才詩人は、その苦しい胸の内を次のように表現されます

君を裁こうとする その心が

時におれを 傷つけてしまう

多くの秀逸な歌詞の中でも、私の一番好きなフレーズです

 

Woo  振り向いて・・・・・

Ha-Woo  探して 探して・・・・・・・・・

「点々」は勝手に付け加えました

 

最後は、悩ましくも痛いほどの余韻をもたらします

甘く切ない声と、とても深い意味を携えながら・・・

 

1番を抜粋させていただきました

バラードとして、完璧な旋律を創作し、見事なまでに自然に歌詞と合流させているのでした

 

真すぐに

 

今夜町の出よう 友達の借りた

オンボロ車で 海まで走ろう

お互いの気持を吹っ切るかのように、あえて明るく語り掛けているようです

 

この場面でいつも思い描くのは、なぜか色あせたブルーの「フォルクスワーゲン」車

『ビートル』とか『カブトムシ』と呼ばれたあの古い初期型です

 

不思議な、ある種の既視感に似たオシャレな映像が頭の中で勝手に流れます

ただ古くなっただけの「カローラ」ではダメなのです(軽自動車でももちろん嫌です)

≪*お断り/上記文はあくまでも個人的なイメージによる感想です≫

 

私の「浜田省吾」への、さらに『もうひとつの土曜日』への「想い」は、すでに神として崇(あが)めるほどに「神格化」されているのかもしれません

 

Woo 真直ぐに・・・・・・・

Ha-Woo  見つめて・・・・・・・・・・

彼女は振り向いてくれたのでしょうか?

少なくとも、一生懸命に探してくれたに違いありません

 

たとえその見つめた先が自分かどうかは問題ではありません

好きになった女性が、希望ある未来に進んでさえくれるのなら…

 

でも…

 

やはり・・・

 

もしかしたら、この・・・・

 

受け取って欲しい この・・・・・

最後に彼は、思い切って行動に移します

彼らしく、まっすぐに

 

このラストシーンに、臨場感あるドラムの打ち込みが重なります

出来ることはすべてやりつくした彼の行動とその「想い」を、心からたたえるかのように・・・

 

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