『面影』Gメン‘75 エンディング曲 

昭和のテレビっ子

土曜の夜は、テレビから一時も目が離せません

まずは、「篠沢教授」や〈はらたいらに3000点〉の「クイズダービー」

荒井注の〈なんだ、ばかやろう!〉の「8時だョ!全員集合」

名曲『面影』で切なさや余韻にひたる「Gメン‘75」

そして最後は、言わずと知れた「ウイークエンダー」

決して良い子は見てはいけません

 

「桂朝丸」・新人レポーター「泉ピン子」、今思えばひそかに思いを寄せていた?気がする「すどうかずみ」

再現フィルムに決まってよく出ていた「おじさん」、皆さん懐かしい限りの人たちばかりです

(当時は小学生だったので、敬称は略させていただきました)

 

悲しいかな、小学生の身では「ウイークエンダー」まではなかなか見ることはできません

なんなら、9時前に寝ることも普通にありました

 

それでも待ちに待った土曜の半ドンです

「吉本新喜劇」・「巨人の星」の再放送やら女子バレー「日立&ユニチカ」の試合など何でも見放題です

70年代から80年初頭にかけての日本女子バレー

王者「日立」はハイソなイメージの主将「江上由美」に重量級大砲・ベテラン「白井貴子」、新人「三屋裕子」、向かうところ敵なし状態でした

絶対的なエースアタッカーよりも、センタープレーヤーが充実していたイメージです

 

対する「ユニチカ」は名レシーバー「広瀬」、リベロ制度などない時代に、一人美しく輝いていました

『ジュリ・スマイル』こと、「横山樹里」さんも若さ溢れるアタッカーでした

 

以上、あくまでも当時の少年のイメージです

女子バレーが好きだったので、ついつい話が大きくそれてしまいました

 

あんなに充実した日々を忘れることはできません

テレビっ子として、ただこの一言が言いたくて・・・

 

面影 しまざき由理 1975年

1975年から放送されたから「Gメン75」

そんな当たり前のことも知らずに、「響刑事」こと「藤田三保子」さんの可憐さと帽子の大きさに感動していました

YouTubeでいろんな『面影』を聞いていたら、こんな動画がありました

これまた名曲『追想』をBGMに「藤田三保子」さんと「夏木陽介」さんのからみです

2分40秒以上セリフはありません

お互い、目で強い意志を語ります

徐々に動く彼女の視線、微妙に変化する表情

この迫真の流れで、二人はすべてを理解し合います

 

この場面を何度も見ていると『追想』について語りたくなりましたが、ここはやはり基本にもでって『面影』です

 

作詞 : 佐藤純彌 作曲・編曲 : 菊池俊輔

ハッピーエンドで終わらない「Gメン75」

エンディングのこの曲で、このドラマの厚みが増します

 

誰もが聞き覚えのある前奏が流れ出します

マンドリンの響きが苦渋の思いを代弁するかのように

そしてあのハミング、心に突き刺さります

アニメソングを歌ってこられた「島崎由理」さんは、ハミングの女王でもありました

ウーウーウ~ ウ・ウ・ウ・ウウ~~

語彙力がなく、救急車のサイレンと勘違いされそうなので止めます

 

別れ告げよう あの思い出に

別れ告げよう あの面影に

3番のこの歌詞が好きです

 

作詞の「佐藤純彌」さんは有名な映画監督とは知らず、数々の作品を見て驚いています

「菊池俊輔」とは『キーハンター』からのコンビのようでした

 

ウフン ラムール(愛)

アー ラモール(タヒ)

『非情のライセンス』での「野際陽子」様のお声が悩ましく、今でも脳内をかけめぐります

 

話は『面影』、ラストの歌詞です

あすは何処か 旅たちの街

悲しく切ない響きがどこまでも続く中、最後は明日への希望を感じさせてくれるのでした

 

アニメ作品をたくさん手掛けられている、作曲の「菊池俊介」さんが大好きです

「タイガーマスク」のエンディング曲『み〇なしごのバラード』は、半世紀以上たった今でも、この作品を超えるバラードを私は知らりません

『面影』にも同じ血潮が流れていることに、改めて感動を覚えるのでした

 

最後は、蛇足として聞いてください

 

編曲はとてもシンプルです

はっきりと言えば、イントロと二つの間奏、どれもほぼ一緒です

使用されている楽器も心なしか少ないような気がします

普通なら、3番に入ったあたりから別の楽器が加わるなど、アレンジに変化をつけます

 

この潔さに、今では貴重な昭和の美徳があるに違いありません

ついでに言わせていただくと、ハミングも「しまざき由里」さんご本人の自前です

これはこれで、とても素晴らしいく何の不満もありません

ただ、コーラスを呼ぶ手間は削減できたかなと…

 

ああ 一度だけ 恋して燃えた

この最後の部分の高音域、本人にとってもほぼ限界でしょう

歌手への忖度など一切感じられません

 

彼女は、作曲者からの課題をきっちり地声でクリアーします

譜面をもらった時点で、この高音が出るか出ないかの話ではありません

出さねば生きていけない、そんな昭和の厳しさと「しまざき由理」さんの底力を感じるのでした

 

「み〇しごハッチ」「ママをたずねて」『ハクション大魔王』

彼女のいろんな声が聴きたくなったのはテレビっ子の私には、自然な流れです

 

そして、様々な主人公アニメ主人公の「面影」が次から次へと浮かんでくるのでした

「ハッチ」「ハッチの上品なママ」「お転婆なアクビちゃん」etc

私は「カンチちゃん」になりたかった・・・

 

「でごじゃる」

 

 

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