昭和46年『わたしの城下町』でデビューし、翌年も『瀬戸の花嫁』で連続の大ヒットです
「三人娘」(天地真理・南沙織・共に71年デビュー)の一人として70年代前半を代表するアイドルとなります ”ウキペディアを参考”
(私には、三人娘?アイドル?って感じです)(翌年デビューのアグネス・チャン/麻丘めぐみのほうが…)
小柳ルミ子
私なりに勝手に分類してみました
【第一次黄金期】・・・デビューから「京のにわか雨」「漁火恋唄」「恋の雪別れ」「ひとり囃子」~(1974年6月) (メインは「安井かずみ/平尾昌晃」コンビです)
【第二次黄金期】・・・「冬の駅」(1974年10月)~「星の砂」「雨…」~(1978年11月)(私の中では、真の黄金期はこの頃です)
【第三次黄金期】・・・「来夢来人」(1980年1月)~「お久ぶりね」「今さらジロー」「乾杯!」「乱」~(1986年3月)
【第四次??期】・・・年下のダンサーと結婚(1989年)~ このあたりから、少し残念な空気が流れ始めます
お祭りの夜 【第一次黄金期】 昭和46年
作詞:安井かずみ 作曲:平尾昌晃
『わたしの城下町』と『瀬戸の花嫁』に挟まれ地味な存在ですが・・・
始まりの歌詞です
泣かない 約束 をしたばかりなのに もう涙
ひとりで お祭り の人ごみを逃(のが)れて
この「安井かずみ/平尾昌晃」コンビの「変なところであえて切る戦略」?が好きなのです
そして2番
恋人 同士だなんて まだいえない二人だけれど
いつしか 心に 決めていた人だった
今度は「少し字余り作戦」を追加してきます(さすがです)
祭りの夜に、急に別れを告げられました(優しい母さんに涙は見せられ彼女は、着いた家を通り過ごします)
信じられないわたし 村の鎮守さま
最後の歌詞で、「私はアイドルなんかじゃない」への片鱗(へんりん)を見せつけます(こんな風に思っていたかはただの想像ですが)
「信じられ~~」の部分です
新人アイドル歌手のレベルを超えてるどころではありません(宝塚音楽学校・主席卒業はダテではなかったのです)
冬の駅 【第二次黄金期】 昭和49年
作詞:なかにし礼 作曲:加瀬邦彦 編曲:森岡賢一郎
アイドルというジャンルを卒業し、正統派歌手(何が正統なのかわかりませんが)へ ”ウキペディア”
そんな昭和49年あたりからの彼女は、益々磨きがかかります
この曲の魅力の一つは、リズム感よく悲しい別れを語り、少しだけ明るい未来が見えてくるところだと思います
恋はすべてを 奪って / 愛はすべてを 与えて (1番)
恋は別れて 終わるの / 愛は別れて 始まる (2番)
なるほど… ?(よく分からないけど、なかにし礼さんの世界感とでも言えるでしょうか)
1番の「恋」は彼と知らない誰かとの「恋」
2番の「恋」は私の「恋」
と思っていました
何度か聞き直していると、どうもどちらも私の「恋」であり私の「愛」だったのかもしれません
「それでも恋は恋」(と松山千春さんも言っています)
恋に苦しむ女は きっときれいになるという
小柳ルミ子さんは、この頃から、益々綺麗になっていくのでした
乱 【第三次黄金期】 昭和61年
作詞:FUMIKO(岡田富美子) 作曲:玉置浩二
第三期は「お久しぶりね」「今さらジロー」ヒットを連発させ、底力を見せます
女性としても30前後、円熟の極みです
おとなの魅力全開で走り続け、最後の仕上げに「乱」が登場します
死にたいとささやく ぜいたくが こわい
こんな愛を知ったら つらくなるのに・・・
「岡田富美子」さんは、三十路(みそじ)の女心と「ずうとるび」を扱うことにかけては、右に出る者は、まずいません(「みかん色の恋」かなりの秀作です)
咲き急ぐ私と 散り急ぐあなた 胸さわぎの素肌を 口づけがかむ
絶頂の色気を漂わし、「小柳ルミ子」さんは大人の世界を表現していきます
あなたへと 命 乱れていく
最後は、最高の歌唱力で、主人公の女性へ傾斜していき、やがては、彼女と一体になるのでした
作曲は「玉置浩二」さん
ハズレは絶対にないことを、謹んで補償いたします
「小柳ルミ子」さんに関しては、デビューから「乱」(昭和46年~昭和61年)あたりまでしか、よく知りません
その間ざっと40曲ですが、紹介できない曲ばかりで、とても残念です
まさにこの時期は「石を投げたら名曲に当たる」感じで、当時の一曲一曲のレベルの高さに驚かされます
この石は、当たっても痛くないので、ぜひ皆さんも沢山投げてみてください。
P.S.
黄金期を一次・二次・三次と分けましたが、「黎明期」「成長期」「成熟期」と言い換えることもできます(黎明期(れいめいき)とは、ある事柄が形になる前の始まりの時期を表す ”ウキペディアより”)
四次については… 人は必ず老いていくものであり、誰も避けてを通れません(彼女に「衰退期」なんてありません)
このブログは、まだ黎明期、成長していく過渡期でしかありません(未来が楽しみ、未来予想図Ⅱです)(そう思わないとやっていけません)
成熟期が訪れないまま、晩節を汚(けが)さないよう心掛けたいものです(ずっと黎明期のような、嫌な予感もするので、汚すほどの地位・名誉など、もとより無いかもしれません)
了
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