夏が来る 平成6年(1994年)
作詞:作曲:大黒摩季
結婚なんて焦らなくていい! 摩季さんが力強く励ましてくれます。
「何にも出来ないお嬢様」VS「何でも知ってる女王様」
この構図、この人生模様が面白い
と言うと少し不謹慎かもしれません。
でもこの主人公の「女王様」がとてもいいんです。
人に媚(こ)びることなく、周りに流されません。
ほんの少しだけ長く独身の経験を積まれました。
夢もまだあります。
夏が来る きっと夏はくる 真っ白な馬に乗った 王子様が・・・
健気(けなげ)に努力もされています。
仮面をかぶり、ムチなどを振り回すことなど決して致しません。
でも、そんな女性に対して世間の人からは、女王様と揶揄(やゆ)されてしまいます。
ただ自分に正直に生きているだけなのに・・・
哀しくも残念な日本社会です。
2番のラスト
「そういえばママもお嬢様」
結局、最後にいいところを持っていくのは、お嬢様です。
これが現実なのです。
男の私でも胸が締め付けられます。
持ってくるタイミング・物語のセンスに驚かされます。
女王様に、いや才能の神様にひれ伏したのは言うまでもありません。
年をとるのは 素敵なコトです イジけない ネタまない 間違ってなんかない
まだ独身の皆様、間違ってなんかありません(星の王子様はきっと、いや、たぶんきます)(カレーではありません)
「大黒摩季」というアーティストをよく存じ上げません
作詞作曲を手掛け、尚且(なおか)つ恐ろしいほどの歌唱力でした。
高音の伸びは特筆ものです!
音楽的にもリズム感・アレンジとも芸術的で、この素晴らしいストーリーを抜きにしても十分楽しめます。
好きな曲の中には、「カラオケ(オリジナル)だけずっと聞いていたい」という作品がたまにあります。
まさにこの歌、イントロから最高に盛り上がります。
基本、バラード系が好きで暗い曲ばかり聴いていますが、こんな異世界ならいつでも大歓迎です。
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P.S.
現在、9月の半ばです。
チューブさんの名曲「夏休み」(実はあまりよく知らない)に曲の雰囲気が少し似ている気がします。
すみません!「あー夏休み」/TUBE でした。(あまりではなく、全然知りませんでした)
まぁザックリと言えば、夏真っ盛りのイメージでしょうか
この時期に取り上げるのは、季節感的には少し不似合いな感じです。〖これが言いたかっただけです。他意はありません〗
しかし何故だか私には、暑い夏が残りつつ、秋の虫の音(ね)が聞え始めるこの時期にピッタリとはまってしまいました。
了
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