小泉今日子 デビュー曲はカバー作品だった 作曲家「たきのえいじ」part1

「花の82年組」

「小泉今日子」さんがデビューされたのは1982年です

調べてみると、結構すごい年でした

同期に、堀ちえみ、松本伊代、三田寛子、早見優、石川秀美、中森明菜、シブがき隊らがおり、「花の82年組」と呼ばれた、そうそうたるメンバーです

 

上記主要メンバーには上がっていませんが、「日産・シーマ」をこよなく愛される「伊藤かずえ」さん

名義を変えてこの年アイドルデビューされています

個人的には、今でも大好きな女優さんです(資格は書道3段・剣道、特技は洋裁、酒好きで酒豪…と、いずれも彼女らしく私の中での好感度はさらに爆アガリです)

またこの年、海の男「鳥羽一郎」さんも『兄弟船』で、弟に送れること1年、兄貴として意地を見せ、遅ればせながらの出航です(アイドルには入れにくいですが、遅咲きの花の82年組です)

 

そんなこんなで、キャンディーズ・百恵ちゃん世代の私としては、少し知識もあやふやな時期となりますが、「小泉今日子」さんのデビュー曲は『私の16才』はよく知っています(デビュー曲とは存じませんでしたが…)

そしてある時、耳にしたのがこの作品です

 

「森まどか」『ねぇ・ねぇ・ねぇ』

作詞:たかはしのりこ/作曲:たきのえいじ/編曲:神保正明

 

いつもあなた 通る道で

とてもテンポの良いイントロに続いて流れてきた声を聞いて、驚くしかありません

”い~つ~も~あなた~~~~ 通る道でーー~~~”

 

アイドルの域をはるかに超えており、これほどまでの安定感に脳内は多幸感があふれ、ドーパミンが小躍りしているのが実感できます

更に声にも艶があり、程よく甘い香りが漂います

改めて、ジャケット写真を拝見すると、とても可憐でそこはかとなくお育ちの良さも感じられる可愛さなのです

 

悔恨の1979年(4月『ねぇ・ねぇ・ねぇ』発売)

これほどまでのアイドルスターを前にして、私は一体何をしていたのだろう(たぶん、いやきっと、毎日パチンコに通っていたはず)(この時期の4年間はその他の歴史が私にはありません)(そんな生活も2年目に突入しており、台の個性とクギの具合も少しはわかってきた頃かも…)

 

このような素敵な方と同じ時代、同じ時を過ごしていながら何という不覚、何という失態、悔やんでも悔やみきれません

今更ながらに、こんな自分にあきれ、情けなくなるばかりなのです

 

ここから少し転調します

急に(ジャ・ジャ・ジャーン) 雨が 降れが傘さしかけて(ジャ・ジャ・ジャーン)

相合傘で 二人(ジャ・ジャ・ジャーン)

 

ここでの歌詞と旋律との入り乱れた競演は、この作品のレベルの高さを証明しており、何度聞いてもうっとりするばかりなのです

更に歌唱力の高さがこれに加わり、怒涛のような流れでサビへと進みます

 

ねぇ(ハッ・ハッ・ハッ) 少しうつむいた顔がすき

ねぇ(ハッ・ハッ・ハッ) テレた目もとが好きよ 好き

ねぇ(ハッ・ハッ・ハッ) 大人ぶっているけど 私

 

そして、仕上げの「ねぇ」三連コンボ

これで、すべての構成は完璧です

 

コーラスの ハッ・ハッ・ハッ

ギターらしきの楽器の ジャ・ジャ・ジャーン

その後のリズムカルな拍手の音

これらを挿入するタイミングもよく、全体的にスピーディーに小気味よく流れていくのでした

 

何度も聞きたくなるこの中毒性は、編曲者の細かい気配りと偉大なる作曲力によるものと推察されます

 

作曲家「たきのえいじ」さんは、かなり多才な方のようで、ウィキペディアで調べてみると、更に予想外の幸せを私に運んできてくれるのでした。

 

 

P.S.

『私の16才』も何度か聞いてみました

題名もこのほうが売れそうですし、「小泉今日子」さんの歌い方に「なんてったってアイドルがハンパなかったです

ちなみにサムネ写真は、この歌詞に出てくる「紅いリラの花」です

 

次回予定

【この歌が、同じ「たきのえいじ」さんのよる作品だなんて!!!】

も、乞うご期待ください。

 

青春の影 「チューリップ」 サブタイトル「ただの父親とただの娘」

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