『学生街の喫茶店』ガロ(GARO) 哀愁の歌謡曲 昭和のCD全10巻 1-5

 

この作品で一番印象深いのは間奏でのオーボエの音色です

以前から「オーボエ」の音が好きで『のだめカンタービレ』の中でのオーボエ奏者のマニアックなこだわり場面がとても気に入っています

 

今回このブログを書く上でYouTubeのコメントを見ていたら、なんと!使われている楽器はオーボエではないらしいのです

コーラングレ(コール・アングレ)

オーボエより低い音を出し、指使いも同じでオーボエ奏者がこの二つを持ち替えて演奏することも珍しくないみたいです

活躍する楽曲

念のため、「ウィキペディア」でこの楽器が活躍する楽曲を調べてみると・・・

協奏曲…室内楽曲…管弦楽曲…吹奏楽…とたくさんのクラシック音楽が紹介されていました

やっぱりないよねってあきらめかけた頃、その他のところに燦然とガロ:『学生街の喫茶店』との文字が…

歌謡曲で唯一、活躍する楽曲として、ちゃんとウィキペディアさんも認めて下さっていました

 

とにかく、オーボエとそっくりな音色のこの楽器が、間奏において、磨き抜かれた旋律を丁寧にこなし、素敵なお仕事をされているのでした

その立役者である編曲者は「大野克夫」さん

 

大野克夫

 

「沢田研二」のバックバンド、その後『太陽にほえろ!』で音楽を担当されるなど、尊敬しているアーティストです

『時の過ぎゆくままに』(作曲:編曲)は、歌詞・アレンジ・ジュリーの色気と歌唱力

どれも最高の仕上がりで、昭和を代表します

今でも私はこの曲を聴くたびに、 ”この身をまかせ” ながらいつまでも漂い続けます

 

学生街の喫茶店

作詞:山上道夫 作曲:すぎやまこういち 編曲:大野克夫

THE ALFEE(ジ・アルフィー)に多大な影響を与えたという「ガロ」

 

この作品でもあの「阿久悠」さんにも影響し、ある意味困らせます

「喫茶店」をテーマに作品を練っていた1972年当時、この曲は大ヒットします

 

「もう喫茶店という言葉は使えないと思った」

と振り返っています(おぼろ気な記憶で書いているので、事実と異なる可能性が多分にあります)

そんな経緯の中「あべ静江」さんデビュー曲『コーヒーショップで』(1973年)は誕生しています

「思い出のコーヒーショップ」などというありふれた題名にせず、最後に「で」をつけたところに凄みを感じます

 

遅ればせながらこの作品について

 

片隅で 聴いていた ボブ・ディラン

「ボブ・ディラン」がどんな方かどれほど凄いのかをいまだに知りませんが、オシャレな「ガロ」のイメージにぴったりとはまる気がします

 

1973年紅白初出場でボーカルの方は、上下白のスーツ、白の帽子に白い羽が揺れていました

そして、間奏の時間が訪れます

うっとりするのもつかの間、山川アナ(たぶん)の解説が割り込みます

そんな紅白のどうでもいい演出を、今でも根に持っています

 

同じ初出場「ぴんから兄弟」の『女のみち』に夢中だった私には、そんなことを言う資格はないのは重々承知していますが…

 

あの時の歌は 聴こえない  人の姿も 変わったよ・・・

洗練されたファッション、そして卓越したハーモニー

あまりにもバランスが素晴らしいので、主旋律がどこにあるのか今だに迷っています

 

三人ともギターとボーカルという編成で、その後の曲もボーカルが変わってもヒットし続けました

 

”あの頃の歌は” 今も聴こえています

”人の姿”は変わったかもしれませんが、「ガロ」をそして「ぴんから兄弟」を「金井克子」さんを「朱里エイコ」さんを・・・

そんな昭和を思い続ける気持ちは、ずっと変わらずに持っていきたいと思います

 

あとがき 昭和のなつかしグッズ・なぞかけシリーズ その➃

 

「素足に革靴を履いて足を組むと「石田純一」になれると思う男」と かけて

「喫茶店でのポケットベル」と とく

 

その心は  「勘違いがはなはだしい」

 

以上、昭和あるあるでした

 

あべ静江 みずいろの透明感で若き日を訪ねます

 

 

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