『月のあかり』桑名正博 哀愁の歌謡曲 昭和のCD全10巻 1-8 

「一目ぼれ」

 

お付き合いさせて頂くようになってからまだ日は浅く、それ故に懐かしいという感情も遠く、希薄なのでございます

 

初めてお目にかかった頃のことは、はっきりとは覚えておりません

しかし、あれはまさに「一目ぼれ」、衝撃的めぐり逢いだったことは、今でもゆるぎなく思っている次第であります

 

アルバム『テキーラ・ムーン』/ 月のあかり

 

「桑名正博」さんは、「筒美京平」先生との出会いにより『哀愁トゥナイト』『セクシャルバイオレットNO・1』等のヒット曲を世に送り出します

プライベートな問題を克服しつつ、このロック風な3rdアルバム『テキーラ・ムーン』は意欲的に発売されました

そして2曲目に衝撃の出会い人『月の明かり』は収録されています

 

灯りをつけるな 月の光が

やさしくお前を てらしているから

 

「プライベートな問題を克服」

このアルバムの紹介の文章を引用させていただきました

すべてを優しく包含したこの表現に、アーティストへの愛を感じます

 

過去を反省し、将来に向かって努力することこそ大事です

このアルバムの1曲目から、気持ちの入りようが違います

 

反省ばかりを繰り返してきた私なんかは、将来はもうなくなってしまいました

将来はないですが思い出はあります

こんな私でも優しく月の光が照らしてくれることを、願わずにはいられません

 

出会いは5年前のYouTube動画

 

どこかのスタジオで、大都会の夜景をバッグを使い歌われています

ギターでの弾き語り選手権があれば、最高峰に位置していると思います

再生回数196万

 

『月のあかり』バージョンではNO・1だと確信していました

よろしければ詳しい内容は、5年前に投稿している、下記ブログをご参照ください

桑名正博 『月のあかり』 歌う姿は超セクシャル&バイオレンスでした 

 

衝撃後の薄れへの恐怖

今回再度取り上げるにあたり、いろいろ動画を見なおしていると、14年前に投稿された『月のあかり』に出合いました

私にとっての「桑名正博」さんの幅がまた一つ広がった思いです

 

最初に少し触れたように『月のあかり』は、隠れた名曲に位置付けていたのです

でも、世間はこのような名作は見逃すことはありません

再生回数なんと1117万回

どうやら全く持って「隠れて」いませんでした

 

ライトの当たり具合が”月のあかり”と同調し、抜きんでた演奏と合わさり、「日本の宝」へと完璧に仕上がっているのでした

 

この作品を聴くたびに思うことはいつも一つだけ

「ずっと何度も聞いていたいけど、飽きてしまうのが怖い」

 

人とは悲しいもので、同じ刺激に耐性ができてしまいます

最初の衝撃は徐々に薄まってしまうものです

 

初めて飲んだ「スプライト」の強烈な炭酸…

不二家「ネクター・ピーチ」のあのドロッとしたとろけるような、贅沢なあの甘さ…

どれもすべては甘酸っぱい思い出として、少しづつ溶けていってしまいます

 

『月のあかり』

最初のLP収録(1978年)、シングルカット(1988年)、そして数々のライブ映像、どれをとっても聴くたびに新たな発見があります

「飽きてしまう恐怖」はもう感じることはありません

いつまでも新鮮な気持ちを保ち、鮮明に心に残しておきたい作品となったのでした

 

 

「Hi-Cオレンジ」の優れたデザイン性と、ジュース缶としての黒色基調は、とても前衛的で忘れられないのと同じように・・・

*なお、「C」の字はオレンジ色にいろどられ、「アップル」バージョンではしっかり「赤」で色付けされていました

 

 

 

 

 

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