「8時だヨ!全員集合」での映像と思い出
昭和48年7月7日
茶の間のテレビで家族と一緒に見ていたはずです
「荒井注」さんが「This is a pen!」「何だバカヤロウ!」とこの時もシュールな笑いを取っていたことでしょう
「ちあきなおみ」さんの『喝采』は誰もが認める名曲です
そして、その同じ年に発売された『夜間飛行』
この曲は、歌い出しから怒涛のように”サビ”の嵐が吹き上げる「中村泰士」さんの傑作です
「8時だヨ!全員集合」での映像では、一切手を抜くことなく、全力で体当たりの熱唱がとても印象的です
振り返れば、ドリフに身も心も捧げていたあの日、あの頃
コントが終了し、セットの舞台が回り「ちあきなおみ」さんが現れたとき、当たり前のようにトイレに立って行ってしまった自分
情けない
馬鹿野郎です
彼女の凄さを知るのに、半世紀にも及ぶ月日を費やしました
このブログ
ここまでの流れで分かるように、当初から彼女の歌なら『夜間飛行』でと決めておりました
最後のしめの文章まで考え済みだったのです
もったいないので書いときます
「ちあきなおみ」&『夜間飛行』(作詞:吉田旺 作曲:中村泰士)
皆さん!
忘れてはならない昭和が、また見つかりました
” 想い出してね・・・時々は ” ・・・【紅とんぼの歌詞より引用】・・・
しかし、しかしです
偶然目にしたあの動画、鬼気迫るあのパフォーマンスを私は見てしまったのです
「ちあきなおみ」さんの底知れぬ迫力に圧倒されたのでした
夜へ急ぐ人 1977年
作詞:作曲 友川かずき 編曲:宮川泰
この歌には1番と2番の間にセリフが入ります
” ネオンの海に目を凝(こ)らしていたら… ”で始まります
あえての棒読みです
最後まで言葉の意味が理解できぬままにもかかわらず、ズシリと重く残ります
2番の歌詞から一部抜粋します
勇気で終わる 恋もありゃ
臆病で始まる 恋もある
「友川かずき」さんのお名前を初めて知りました
昭和の偉人の功績は、何気に触れても驚かされることがたくさんあります
ご本人自ら歌っている動画も拝見しました
「ちあきなおみ」とはまた違い、突き抜け度合いもハンパないです
かんかん照りの 昼は怖い
正体あらわす 夜も怖い
作者の芸術品に、心と体で答えます
ステージに立った彼女は、はるか上をじっと見つめたまま、一部の隙(すき)も見せません
燃える恋程 脆(もろ)い恋
眉間のしわの深さに、名女優としての一面を感じます
少しかすれた”脆い”の声の出し方
地の果てから聞こえてくるような怖さがあります
おいで おいで
おいでをする人 あんた誰
ラストにかけての髪を振り乱しての振る舞いと、乱れぬ歌唱力
突き抜ける高音の響き
ここまで駄文をつらつらと書いてきましたが、彼女のパフォーマンスの1/10も伝わっていない自信があります
是非とも、本物をご覧ください
巷では異世界物が流行って久しいようですが、「ちあきなおみ」さんは私にとんでもなく素晴らしい世界を体験させてくれたのでした
最後になりましたが、「宮川泰」さんの編曲までもが、とても素敵でした
『恋のフーガ』(ザ・ピーナッツ)
『ヤマトより愛をこめて』(沢田研二)
『めぐり逢い紡いで』(布施明)
『あなた』(小坂明子)
作曲家のイメージ強かったのですが、調べてみれば秀作ぞろいでした
昭和の偉人、part2です
P.S.
老いの繰り言
「夜へ急ぐ人」は『第28回NHK紅白歌合戦』でも歌われ、紅白の舞台でのちあきの鬼気迫るパフォーマンスが視聴者の度肝を抜き、白組司会の山川静夫は「なんとも気持ちの悪い歌ですねぇ〜」と発言するなど、話題になった 【ウィキペディアより】
あの時代には、こんなコメントが許されたのだろうか?
「ちあきなおみ」さんのいろんな動画を見れば見るほど、悔しくてたまりません
「友川かずき」さんに対してもこの上ない侮辱です
「山川静夫」
1974年から1982年まで白組司会を9年連続で担当
「ウィキペディア」には、この件について「山川静夫」欄では触れられていませんでした
1977年の大晦日、紅白での出来事なのでした
当時のステージの内容も細かく説明してありました
結構、悪ノリに近いものも皆さん数多く取り入れられ、それらも含めての「紅白歌合戦」だった時代なのかもしれません
それでも私は決して認めませんが・・・
「年寄りの繰り言」
老人が、言っても益のない愚痴をくどくどと繰り返して言うこと。 老人の愚痴。
最近の自分の言動を振り返ると、上記の言葉が当てはまり過ぎて、ひざからくずれおちそうになります
今更ながら、言動には気を付けたいものです
了
中山千夏 『あなたの心に』 議員・じゃりン子チエちゃんとの共通点が見つかりません
コメント