『愛しき日々』 堀内孝雄 哀愁の歌謡曲 昭和のCD全10巻 2-3

お札の人物像

 

この歌を理解するには、まずは戊辰戦争から

岩倉具視

「五百円札」の岩倉具視(いわくらともみ)さんがこんなに大きな役割を演じていたなんて!(新政府のお金で優雅に外遊された、ただの高貴なお人ではなかったようです)

 

小学生当時、富士山の裏にいた「ともみ」さんは、ちょっと前までの「ゆきち」さんのようなとても貴重な存在でした

「ともみ」さんがおそばにいて下さるだけ、この先1か月先まで優雅な暮らしが保証されていました

 

ただし、お年玉となると話は別です

ポチ袋の中身がブルーに透けて見えると、なんだか悲しく苦笑いでお礼を言うしかありません

地味に変な色した「ひろふみ」に、恋焦がれていたあの頃がとても懐かしいです

なお、「太子」様は殿上人であり、お目にかかることなど許されません

そんなわけで、500円札はとても大切で、より身近な存在だったのかもしれません

 

「岩倉具視」は天皇主導の政治を復活させた「王政復古の大号令」を主導し、討幕派の勢いを加速させていくのでした

 

板垣退助

そんな「ともみ」さんでも、私のぽっけの中には滅多におられず、またひげの「たいすけ」じいちゃん(百円札)かすかな思い出でとしてしのばれます

お付き合いの基本形は、当然に硬貨です

 

中でもギザ十など珍しくもなく余裕ではべらせおり、常に主役を演じさせていました

1円硬貨といえどもきちんと価値をもっており、駄菓子屋ではそれなりに力を発揮していたのでした

 

「板垣しすとも自由はしせず」

お金はなくとも100円もあれば幸せを感じ、拾ったビンを売りに行って5円もらうなど、いろんな自由さがありました

当時でも結構貧富の差はあったように思われます

「プライドしすとも5円ゲットの自由はしせず」・・・なのでした

 

「板垣退助」は会津攻略戦では軍功著しく、会津・庄内両藩の蝦夷地売却計画を阻止したと言われています

日本史に疎い私はYouTube動画でたくさん教わり、「会津藩」の立ち位置も少しだけ学びました

 

西日本在住の私は関東甲信越地方がよくわかりません

福島県に会津若松市があり、若松城が戊辰戦争の激戦地だったことさえ…

 

偉大なる昭和歌謡は、日本の歴史を学ぶきっかけとなり、人としての道理を正しく導いてくれるのでした

 

愛しき日々

作詞:小椋佳 作曲:堀内孝雄 編曲:川村栄二

 

「堀内孝雄&小椋佳」コンビの年末時代劇の主題歌が好きです

1985年の「忠臣蔵」/『憧れ遊び』、翌年の「白虎隊」/『愛しき日々』そして「田原坂」/『遥かな轍』

 

「小椋佳」さんの無双っぷりは何度も書いてきたので割愛します

彼の詩の世界を理解しようなんてのは、とてもおこがましいことで、とうの昔にあきらめました

 

この三作には、楽譜の中に人間ドラマがぎゅぎゅぎゅっと埋め込まれています

特にこの『愛しき日々』

詩は理解できなくとも、曲の流れを勝手に想像することは許されるのではないでしょうか

「戊辰戦争」の歴史を少しだけかじってみて、再びこの曲を聞いてみました

 

始まりの2小節の譜面で、現実の厳しい状況を淡々と描写するイメージを作ります

次の譜からは「少年」たちの純粋な心を音符にぶつけつつ、叶わぬ夢ともがき苦しむさまが強調されます

 

『愛しき日々』は、87年の日本レコード大賞・作曲賞を受賞していました

レコ大の大賞以外はあまり興味もなく、「ふーん」て感じでやり過ごしていました

前年は『時の流れに身をまかせ』、85年『いっそセレナーデ』『飾りじゃないのよ涙は』

 

専門家による判断の鋭さ、すさまじさ、しっかりとした選考力

さすがです

作曲賞に値する名曲に違いなく、「堀内孝雄」さんの作曲家としての偉大さを世に示したと言えるでしょう

 

いとしき日々の はかなさは

 

ここからの旋律で、彼らすべての思いを包み込むように愛情込めて寄り添います

深く…優しく…ゆっくりと…

日本語つむぎの天才「小椋佳」さんは ”たおやか”と表現していました

 

先人の思いをかみしめながら聴いていると、言葉が続きません

 

「アリス・コンサート」

 

最近「アリス」のライブ密着映画を観ました

作成された時期は、ようやく売れ始めた頃のようです

移動は専用トラック3台とアリスの乗った変なキャンピングカーもどきで、全国を渡り歩いています

 

コンサートでの登場時や車への帰り際でのファンとの距離の近さに驚きます

普通にすぐそこ感覚でふれあっていました

 

会場の最前列の集団は「体育すわり」

コンサートの間中、彼ら彼女たちは非常にお行儀がよかったです

当たり前ですが、若者たちのファッションは「シャツイン」が基本

大きなベルトの穴が銀色に光っていました

 

「堀内孝雄」さんが今のようなジャンルでの活躍など、あの頃は夢にも思っていませんでした

彼の多才さに感謝しながら、「フォーク」も(「ニューアダルトミュージック」と称するらしい)演歌・歌謡曲を、これからもずっと聞いていきたいと思っています

 

”遠くで汽笛を聞きながら”…

”帰らざる日々”をかみしめながら・・・・

 

 

アリス 『遠くで汽笛を聞きながら』 何もいいことがなくても「終止符」は打つまい

 

 

 

 

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