河合奈保子 『ハーフムーン・セレナーデ』 誰もが「けんかをやめて」聴き入ることでしょう

アイドル「河合奈保子」しか知らなかった私には、『ハーフムーンセレナーデ』の数々の映像に驚きを隠せません

当時の自分には、「音楽を聴く力」が欠片(かけら)ほども無かったことを、思い知らされたのでした

 

ハーフムーン・セレナーデ   昭和61年(1986年)

 

作詞:吉元由美 作曲:河合奈保子

 

1984年(昭和59年)、作詞家としてデビューされた「吉元由美」さん

数々のアーティストに詩を提供されていますが、「平原綾香」デビュー曲『Jupiter』(2003年)を作詞したことで、知名度を上げられたようです (”ウィキペディアより”)(私はJupiterをよく知りません)

 

 

あなたのもとへ 届くなら 水面(みなも)に散った 琥珀(きん)の枯れ葉を

風つまびく 音符にして 想い伝える

 

かなり厳しい内容です

詩の理解力に不安ある私には、この曲を聞かれたご本人に判断をお任せいたします(不安どころか、ほぼさっぱり…)

 

ただし、曲調は始まりから素敵な旋律を奏でます

【セレナーデ】

 

「音楽のジャンルの一つで、一般的な言葉としては、恋人や女性を称(たた)えるために演奏される楽曲、あるいはそのような情景を指して使う」    ”ウィキペディアより”

 

どうやら、素敵な女性の想いがつづられているのかも(そうなら、河合奈保子さんにぴったりです)

銀河宇宙に絡めながら、ロマンティックな愛がそこに…みたいな、そんな単純な発想しか思い浮かびません(題もハーフムーンだし…)

詩の解釈については、今後の課題という事に致したいと思います

 

ミュージシャン・河合奈保子

 

アルバム「スカーレット」は1986年(昭和61年)全曲「河合奈保子」さんが作曲されています

B面ラストの曲が『ハーフムーン・セレナーデ』だったのです(いわゆるアルバムからのシングルカットパターンです)

1986年当時は、「中森明菜」さん全盛期であり、「おニャン子クラブ」がもてはやされ始めていました

 

そんな中、このアルバム発売は、業界人をざわつかせたに違いありません(素人の私にはよく分かりませんが、音楽的に玄人好みの素晴らしい作品の数々だったようです)

アーティスト「河合奈保子」ここにあり!って感じです

 

 

青春の雲が切れる 年頃(きせつ)抱きし~ぃめ 誰もみんな ひとりぼっち~だから

 

サビ前から始まって、サビに入っての高音の伸び(特に太字部分に注目してください)は、お顔を拝見しなくても、ホレボレいたします

音階運び方センスとその声量に圧倒されるのです

 

「ギター」「ピアノ」「マンドリン」「シンセサイザー」を演奏し、「作詞作曲」し、麗(うるわ)しの声と並外れた歌唱力を持ち合わせているのでした(一説には絶対音感まで持ち合わせている?)

ここまで揃(そろ)うと、尊敬を通り越して、理不尽ささえ感じるかもしれません

 

しかし彼女、とても「いい人」みたいです

たぶん間違いありません(私の勘です)(ファンのコメントも一応参考にしました)

 

本名「かわい なほこ」(素晴らしい響きです)

実は、生れた時から可愛かったのでした

 

アルバム「スカーレット」の発売、1986年はあくまでスタート地点です

ミュージシャンとしての活動は、まだ始まったばかりだったのでした

アイドルを脱却した「河合奈保子」さんは、90年代に向け、ファンの予想をもはるかに超えるパフォーマンスを披露されていくのでした。

 

デビュー後しばらくの間、仕事以外では全く化粧をしなかったようです

する必要性もなかったのかもしれませんが、彼女らしいエピソードだと思います。

 

P.S.

 

セレナーデ

 

「セレナーデ」について、少し説明したついでに、ほかにも少し調べてみました(言葉の説明については情報サイト「Asa-Jo」を参考にさせていただきました)

 

・エチュード:練習曲「技術を練習するための曲」

(聖子ちゃんは、”トゥルリラー・トゥルリラー つまずきながら”「恋」の練習をしていたのですね、なるほど)(『野ばらのエチュード』(松田聖子・作詞松本隆)より一部引用)

 

・エレジー:哀歌、挽歌「人の死の悲しみを歌った曲」

(『湯の町エレジー』(近江俊郎)/『挽歌』(由紀さおり)例えが古いくてすみません)

 

昭和の名曲 由紀さおり  挽歌

 

・ソナタ:奏鳴曲「3~4楽章からなる器楽独奏曲」

(『冬のソナタ』はあまりにも有名です、3~4人の恋愛模様を織りなす超名作ドラマ)(ユジンの表情を思い出すだけで泣けます)

 

・ラプソディー:狂詩曲「自由な形式で民族的、叙事的、英雄的な表現を持つ楽曲」

(『純愛ラプソディー』・この中で「竹内まりや」さんは、自由な恋愛形式を夢見ながら、別れた彼に向け「狂詩曲」を歌い続けます)(叙事的な歌詞の内容に、狂おしいほどの感動を覚えます)

 

セレナーデ:小夜曲「夕べに女性のために歌われる恋の歌」

(『ハーフムーン・セレナーデ』は、オジサンの汚れた心にも優しく響き渡りました)(ありがとう、セレナーデ ありがとう、音楽家・河合奈保子さん)

 

 

さみしい そして 悲しい いっそやさしい セレナーデ  “『いっそセレナーデ』より”

 

いみじくも、鬼才「井上陽水」さんは、私の心をそっと代弁してくれるのでした。

 

 

 

太田裕美 「九月の雨」は冷たくて・・・優しくて・・・

昭和の名曲 井上陽水 心もよう

 

 

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