『雨の慕情』 八代亜紀 哀愁の歌謡曲 昭和のCD全10巻 2-4

 

編曲者「竜崎孝路」が描く世界

 

イントロからもうこのドラマは始まっていました

物思いにふける女性は、雨が今にも降ってきそうな外を見つめています

ギターが語りかけるような旋律を紡ぎ、何とももどかしい情景を思い起こさせる演出なのです

 

忘れたいけど忘れられない…

編曲者「竜崎孝路」さんのアレンジ力に驚かされるばかりなのです

『若葉のささやき』のイントロでは、真理ちゃんの笑顔と共に木の葉が華麗に舞い散り、『夜空』では五木さんの瞳のごとく夜空に星がひとすじ細く流れ去ります

 

また、『舟歌』の演奏を聞いてみて下さい

郷愁と共に心に突き刺さるようなピアノの音に、演歌では当時聞きなれないロック調のドラムの響きがとても新鮮です

 

「竜崎孝路」さんを代表として、編曲家の注目度はあまりにも低すぎます

 

八代亜紀 歌に対する考え方と貢献度

 

「歌手としてのは表現者というより、それぞれの歌が持つ心を伝える代弁者でありたい」

「レコーディングでは何回も録らない」         【ウィキペディアより】

「八代亜紀」さんは、基本的には3回でレコーディングを終わらせます

 

そのためか、オリジナルでのサウンドを聴いていると、ライブ感が強く伝わってきます

何度も歌いなおすことによる「完成度」を求めず、リアルな気持ちが乗っている気がするのです

 

慕情

「雨の慕情」は広く国民に受け入れられたことで有名です

小学生や若者達にも、演歌の世界を知らしめたこの貢献度は計り知れません

 

大賞受賞時に、若き人々が ”雨雨ふれふれ~”  とジェスチャーをまねながら合唱する姿は、ちょっと引き気味に見ていましたが…

まぁ、いい時代だったのでしょう

 

作詞:阿久悠 作曲:浜圭介

心が忘れた あのひとも

膝が重さを 覚えてる

 

イントロの旋律と同様、「浜圭介」さんの織りなす初めのこの音たちこそが「慕情」なのです

『舟唄』『雨の慕情』の阿久悠&浜圭介コンビは、昭和演歌の象徴として永遠にたたえ続けられるでしょう

(阿久さんが「ピンク・レディー」「石野真子」まで手掛けようとは思わなかったけれど・・・)

 

「五木ひろし」さんも「八代亜紀」さんも「全日本歌謡選手権」(1970~1976年放送)がデビューのきっかけでした

舞台が回転し、正面で止まると合格です(不合格者はそのまま回って去っていきます)

 

初代司会者「長沢淳」さんの懐かしい写真も懐かしく拝見してみました

「アップダウンクイズ」も司会をされていたようです)(鳩が飛んでくロート・ロ~トのロート製薬提供でした)

 

【「慕う」(したう)とは、恋しく離れがたい思いで、あとを追うこと】

昭和歌謡を聞くことはすなわち、当時の人々を思い、懐かしい作品を愛する「慕情」そのものだったのです

 

昭和を追い、曲を追い、歌手や司会者をずっと追い続けたい

心が忘れたあの人たちも、目と耳とさえもあの重さをずっと覚えているはずだから・・・

 

奥村チヨ 終着駅 第23回紅白 ベスト5曲③ 何歳になられても…始発駅でお待ちしております

 

 

 

 

 

 

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