奥村チヨ 終着駅 第23回紅白 ベスト5曲③ 何歳になられても…始発駅でお待ちしております

終着駅 昭和47年

 

作詞:千家和也 作曲:浜圭介 編曲:横内章次

 

落葉の舞い散る停車場は 哀しい女の吹だまり

 

切々と階段を駆け下りるように、哀しみを携えて曲は流れます

 

 

だから今日もひとり 明日もひとり 涙を捨てにくる

 

これほどまでに、うら寂しい場面に出会ったなら・・・

か細くも安定した歌唱で、「奥村チヨ」さんによる情景描写は始まるのでした

 

 バラードによる新境地

 

自身のイメージからの脱却

この曲の発表により、よく言われていたらしいです

ただし、私の中では、奥村チヨといえば「終着駅」

 

しっとりと、切々と歌い上げるイメージでしょうか

なざかこの、切々感が妙に心に残っているのです

10歳の少年にとって、この歌を理解するには、あまりにもハードルが高かったけれども・・・

 

 

肩抱く夜風の なぐさめは 忘れる努力の 邪魔になる

 

この表現に惹かれます

月日がたち、人生経験を積んでも、歌詞の意味を実感できない浅い自分がいます(ロクな経験を積んでいないので当然です)

 

「千家和也さんはすごいなぁ」ぐらいは、何となくわかるまでに少しだけ成長しました

 

アレンジはあくまでもシンプル

 

基本、ベースギターを中心とした構成です(けたたましいドラムなどは一切入りません)

オーボエかアルトサックスかよく分からないけれど、イントロ・間奏・エンディングと、綺麗に仕上がっています(元吹奏楽の娘にも聴いてみたが、? らしいです)(私はオーボエを推してみましたが)

 

終着駅 三部作

 

思い付きで、2曲上げてみました

『終着駅は始発駅』・北島三郎

 

 

・・・生きてるかぎり どこからだって 出直せる

終着駅は 始発駅

 

サブちゃんが、力強く励ましてくれます

 

”今日も一人、よく似た女性が過去から逃げて”きても、いつかは新未来の始発駅となってほしいものです

 

『愛の終着駅』・八代亜紀

 

ひとり「終着駅」まで行くと、男からの手紙がきます

 

あなたお願い 帰って来てよ 窓にわたしの まぼろしが

見えたら 辛さを 解ってほしい

 

昔から結構というか、相当好きな唄です(”文字の乱れは線路の軋(きし)みも”もめっちゃいい歌詞です)

 

終点を終着駅と命名した「あなた(映画関係者か?)はエライ!」というか、心から尊敬申し上げ、勝手に名付けた「三部作」コーナーを終了いたします

 

奥村チヨと浜圭介

 

失意の二人

 

奥村チヨ

 

昭和45年、『恋の奴隷』のヒットによる、こちらは”恋の3部作”の登場です

しかし、不本意なアイドルっぽい・お色気路線

 

「男に媚(こ)びるような歌は歌いたくない」

そう彼女の心は叫んでいたのかもしれません

 

そんな時に現れたのが「終着駅」

路線変更に不安がるスタッフたちに、引退覚悟でお願いします

「どうしても歌わせて」と

 

デビュー7年目にして、初めてわが思いを主張しました

”【スポニチ・芸能コラム】を参照 ”

 

浜圭介

 

15歳から歌手を目指し上京し、二十歳でデビューするもヒットしません

再デビュー後もパッとせず、作曲活動しながら、再々デビューしたものの・・・

 

そんな悶々(もんもん)とした生活を振り払うため、一路海外へ

そこで浮かんできたのが「終着駅」の、繊細かつ見事なあのメロディーです

ご本人も納得の作品でした

 

これが売れなければ、もう・・・

そう、奥村チヨさんと、立場も気持ちも同じなのです

 

二人の逆転人生

 

この曲には、「なにがなんでも」といった、二人の怨念(意地と情熱)が込められている気がしてなりません

 

結果として、大ヒットし、(まぁ当然でしょう)(この作品が売れなきゃ、日本人ではありません)

彼女は「シンデレラストーリー」の如く、彼は「アヒルが白鳥」となったように、自らの力で幸せを勝ち取りました

そんな二人は、

 

愛という名の あたたかい心の鍵(かぎ)

 

をこの歌で、しっかりと掴(つか)んだことでしょう。(いつまでもお幸せに)

 

P.S

 

「つめたかろう」「重たかろう」

 

この古い日本語の言い回しが好きです

今ではほとんど使われることはありません

 

「~かろう」=「~だろう」という意味です

「つめたから」(未然形)+「う」(推量の助動詞)=「つめたからう」→「つめたかろう」に(音変化)したらしいです

 

今でも、ギリ残っている言葉、「早かろう 悪かろう」(仕事が速いと、手落ちがあって出来上がりが悪くなりがちである)  ”【goo国語辞典】より”

 

冷静に判断しても、ひいき目に見ても、このブログ

 

「遅かろう 悪かろう 読みにくかろう」であることは間違いないので、今日もまた反省しきりです。

 

 

昭和の名曲 沢田研二 許されない愛 ➃

渚ゆう子 京都の恋 昭和45年 (1970年)

 

 

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