・紅組司会:佐良直美 ・白組司会:宮田輝
・総合司会:山川静夫
ベストな布陣です
それでは、対する白組です
太陽がくれた季節 昭和47年
作詞:山川啓介 作曲:いずみたく
青春ドラマ『飛び出せ!青春』の主題歌です
とびだせ!青春
まさに、私にとっては、青春ドラマの原点
村野武徳と言えば「英語教師・河野武先生」なのです(今気づいたが、名前が似てる)
生徒役では「穂積ペペ」(パーマ頭)さんや「ちょっと悪っぽい人」(ちびまる子ちゃんでいうハマジみたいな)」と「気弱なタイプの人」・そして「石橋正次」(「夜明けの停車場」は売れすぎて忙しくなり、途中撮影を休んだほど)さんが印象的です
オープンイングの真っ赤な太陽が印象強く、「太陽が暮れた季節」とずっと勘違いしていました(アホです)
とにかく、「飛び出せ!青春」から私の思春期は始まり、その後の青春ドラマと共に、駆け抜けることとなります(何のドラマもない、悲しいだけの思春期であったが・・・)
青春の旅 (作詞:作曲同じ)
B面に収録されている、エンディング曲です
この歌がまた素晴らしいのです
番組最後あたり、河野先生が涙流しながら、あいつら、あいつら・・・と言いながら走る姿が思い出されます。レッツ ビギン! (YouTubeコメントより)
この曲をききながら読ませていただいていると、目頭が・・・
確かに!
ずっと忘れていた、何か大切なものを思い出させてくれたのです
そうさ そいつが 青春の旅だ
最後は、不覚にも一粒の・・・
「青春」
青春 それは 君がみた光
ぼくがみた 希望~ 青春 それは・・・
って、これは毎日香のCMソング「青雲」でした(森田公一の名曲)
ごめんなさい、青春!それは
希望の光(まだ言っています)
面映(おもは)ゆい言葉ですが、当時はみんな真剣に語り合いました
太陽が授(さず)けてくれた「青春」なのです(暮れては、いません)
紅白の画像を見てみると、ボーカル女性の歌唱力は「?」 ですが、パンタロンジーンズのラッパ形状に、躍動感と感動を覚えずにはいられません(すそが広がったズボンが流行りました)
2番から入る、二人の男性コーラス「ラララ~」が素晴しい(生本番でもかなりの歌唱力でした)
君は何を今 見つめているの・・・
君も今日からは 僕らの仲間 燃やそうよ 二度とない日々を・・・
相手への呼びかけの言葉、「君」
「君」とか「僕ら」という言葉を使わなくなったのは、いつ頃からなのでしょう
相手のことを「自分」と言ったり、今では何も言わなくなっています
「君恋し」「君と歩いた青春」「君可愛いね」「君の瞳は1万ボルト」…
昭和の「君」は素晴らしい
美しくも、素敵な響きを感じる、いつまでも大切にしたい日本語なのではないでしょうか
いずみたく
幅広いジャンルを手掛けた作曲家です
演歌調歌謡曲から、フォーク・ミュージカル・童謡・校歌・交響曲に至るまで「何でも来い」の世界です
そんな彼がプロデュースした曲は、どれもイントロから気合十分です
「いずみたく」と聞けば、私は「いずみたくシンガーズ」と迷わず答えてしまいます(最初はいずみたくが、名前とは知らなかった)
それは、彼らが歌った『帰らざる日のために』(われら青春主題歌)があまりにも印象深いからにほかなりません
『帰らざる日のために』
学園ドラマ、最終作「われら青春!」の主題歌です
私も(寂しい)青春真っただ中、思い入れの強さは引けを取りません
1974年4月、オンエアーなので、「青い三角定規」は解散しており、いずみたくさん専属の「シンガーズ」の歌唱となります
デビューからずっとプロモートしてきた作曲家と一気に売れっ子となったグループ
どんな事情があったのかわかりませんが、あまりにも早い解散でした(1971~1973)
青い三角定規
女性一人(ボーカル)と二人の男性、3人組
何故白組枠なのか、微妙なNHK判断ですが、まぁ人数も多いことですし・・・
「青い」は青春のイメージで何となくわかりますが、三角定規ってのが風変りです(ブルートライアングルの案もあったらしい)
結果論ではありますが、この定規、正三角形ではなく、二等辺三角形だったのかもしれません
P.S.
佐良直美 (紅組司会)
1967年より堂々の13年連続紅白出場(司会は4年連続を含む計5回)
60年代後半から70年代の「紅白の顔」
彼女と言えば、1969年『いいじゃないの幸せならば』(レコード大賞曲)が、頭に浮かびます(幼かったので、記憶としてはかなり薄い)(我が家はたぶん、白黒テレビ)
昭和の一時代を築いた「佐良直美」さんですが、出場歌手でもあります
自分の司会で自らを紹介します(はなれ技です)
歌った曲は「オー・シャンゼリゼ」
シャンゼリゼって何?
そんなレベルの私は、少し調べてみました
まず、国はフランス(ここからです)(世界史ほとんど知りません)
パリにありました(何となくオシャレな街です)
凱旋門(聞いたことぐらいはあります)
シャンゼリゼ通り
コンコルド広場から、シャルル・ド・ゴール広場までの約3Km、幅70mの並木道
このドゴール広場に、エトワール凱旋門があるみたいです
そう、凱旋門は、他のもたくさんあったのです
軍事的勝利を讃(たた)えるこの凱旋門、古代ローマにまで遡(さかのぼ)ります(コンスタンティヌの凱旋門も有名らしい)
なんと驚くことに、日本にもたくさんありました
祝賀行事用に建てられた「緑門(りょくもん)」が起源らしく、日露戦争終結後、建設ブームが到来(雷門ですら凱旋門化)していたのです ”ウキペディア参照”
佐良直美さん、また紅白というNHKの凱旋門に帰ってきてみませんか
たとえ、昔の伝統ある門は形を変えてしまい、全く新しい様式に建て替えられていたとしても・・・
了
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