発売時は特に話題にもならず、そこそこで廃盤
昭和52年有線より急上昇し、再発売しロングヒットします
名曲の条件 作詞・作曲・歌唱力
安井かずみ 作詞
”昭和14年生まれの彼女は、女流画家を目指します(戦後の激動期に画家を志すのです。それだけでもう只者ではありません)
アルバイトのフランス語の訳詞がきっかけでこの世界に入られます”《ウィキペディアより抜粋》
「危険な二人」「折鶴」「草原の輝き」「よろしく哀愁」など曲の良さもさることながら、紡ぎだされる言葉の世界観が際立っています
折ってたたんで 裏がえし まだおぼえてた 折鶴を 「折鶴」
逢えない時間が 愛 育てるのさ 「よろしく哀愁」
家来でなくとも、ひれ伏すしかありません
チェルシーはママの味 ? これは「ミルキー」か・・・
そして忘れてはならないのが、昭和46年発売の明治のキャンディー
今までにない製法と英国の高級なイメージをデザインに配し誰もを魅了しました
「チェルシー」
あなたにもわけてあげたい ほらチェルシー もうひとつチェルシー
CM界の神、小林亜星さんが曲を手掛けたのを差し引いても、センスしか感じられません
安井かずみさんを調べていたら、思わぬ懐かしい友(愛しきチェルシー)との出逢いです(このようなサプライズがあるのでやめれません)
名前までもが、あまりにもオシャレで愛しく感じます
今でも元気に活躍されているとのこと、とても嬉しく思います
「あなたにも チェルシー あげたい」
可愛い女の子のささやき、片言の日本語で…
久しぶりに「チェルシー」をいただきたくなりました(ちなみに、ヨーグルトスカッチが好きです)
申し訳ございません、懐かしさのあまり興奮しすぎて話がそれてしまいました
片想いだからこそ よりそい、すがりつきたいけれど…
あなたの影によりそい、胸にすがりつきたいけれど、貴方は通り過ぎていくのです
私にできることは、ただ祈ること
祈りを込めて伝えたい
私の愛を… 私のすべてを・・・
勝手に下手な要約をさせていただきました
ぜひ、本物の「安井かずみ」の世界を訪れてみてください
川口真 作曲
「人形の家」「手紙」「他人の関係」「積み木の部屋」「弟よ」・・・
もう、堪(たま)りません
感無量です
題名を聞いただけで涙が滲(にじ)みます
いずれは取り上げたい曲ばかり、完全なるどストライク
「人形の家」以外はどれもイントロからほぼ覚えています
【スーパーイントロ ドン】に出題されても、わかるぐらいに・・・
最後にダメ押しで
われらがヒーロー「ウルトラマンタロウ」
タロウが飛び立つ~ タロウが戦う~ タロウ・タロウ・・・
阿久悠さんの詩とともに、力強い曲調で正義の味方を援護します
繊細かつ偉大なる作曲家、川口真
切ない歌詞とはウラハラに、スケールの大きさ・雄大さを感じます
ゆっくりと、たゆたうような雰囲気に包まれながら、どこまでも心は揺れ動くことでしょう
そして綺麗なコーラスが、感情を盛り上げ、別世界へと誘(いざな)います
私の思い出をギュッとつかんで離しません(タロウが当時の少年たちの心を鷲づかみしたように)
中尾ミエ『片想い』
中尾ミエさんが気持ちを込めて歌います
毒舌で押しの強いミエねぇさんの姿は、かけらも見当たりません
可愛くもいたいけな少女(少し言い過ぎか?)は、儚(はかな)い恋心を切々と語り、聴かせてくれるのです
余裕のある声量と安定の歌唱力とともに
中学の頃から、場数を踏んでいるみたいで、流石(さすが)にモノが違います
今後もご意見番として、どしどし苦言を呈して欲しいと思います
(必殺仕業人にも出演されているのを懐かしく観させていただきました。これからもよいお仕事を期待いたします)(バッサバッサと立ち回ってください…)
P.S.
ウルトラの歴史
ウルトラQに始まり、セブン、帰ってきたウルトラマンで絶頂期を迎えた私にとって
タロウはギリで覚えており、主題歌の秀逸さは伊達ではありませんでした
タロウのツノを初めて見たときは??って感じでしたので、レオちゃんのお顔を拝見するころは、もう限界でした
澄んでいた少年の心が濁(にご)り始め、さめた大人になってしまったのでしょうか
ウルトラの父 降臨
ウルトラマンA(エース)編でウルトラ兄弟たちがカプセルに閉じ込められたシーンは、少年の誰しもが忘れられない出来事です
宇宙最強と名乗る「ピッポリト星人」に成すすべもなくブロンズ像と化します
この衝撃といったら
わが長男世代の(ポケモンゲームの裏技で伝説のポケモンに遭遇した時のような)(ルフィーの兄、エースが海軍につかまって大将(アカイヌ)に殺された時) みたいな・・・(私にはよく解らない世界ですが)
とにかくショック・ショック・大ショックです
そこからの
ウルトラの父登場 圧倒的強さを見せつけます
”あなたに寄り添い・あなたにすがりつきたい” 私です
少し強引ですが(かなりです)、「片思い」のこの歌詞がだぶり、心の染み入る今日この頃です
了
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