『夜霧のハウスマヌカン』【やや】「赤ちゃん」でも「副詞」でもありません 日本の歌手です    

ハウスマヌカンとは・・・ ブティックで、その店の商品である服を着て客に応対する販売員。(「大辞泉」より) 80年代のDC(デザイナーズ・キャラクター)時代に彗星(すいせい)のように現れて消えていった和声用語・・・   (YouTubeより)

 

ややさんの代表作です 昭和61年

 

私は、「やや」さんの作品ではこの歌しか知りませんが、昭和の代表曲です

お願いします

コミックソングと呼ばないで下さい

 

作詞:いとうせいこう・李秀元 作曲:棚部陽一

 

 

はやりすたりに 命をかけた あさはかな女の 私でも

 

「はやりすたり」「浅はかな女」

いきなり昭和の女性感満載です(ギュッと心をつかまれます)

 

 

あおいうなじは 心意気 ふれて下さい 後ろから

 

この心意気、今の方には理解できないでしょうが、私には痛いほど分かるのです

 

 

夜霧のハウスマヌカン お金もないのに みえをはる

 

ただし、お昼の食事は・・・(このあたりから、徐々に哀愁が漂ってきます)

 

 

今日もお声が かからない  オーナー 私を嫌いなの

 

このセリフは聞いたときは、目頭が熱くなりました

 

 

女ひとりの はしご酒  夜霧のハウスマヌカン 社販で買った 黒のドレス

 

もう、とめどなくあふれる涙を止めるすべはありませんでした

 

感動するのは、これだけではないのです

とびぬけた歌唱力・そしてそれにもまして艶のある声とビブラート 

とても魅力的です。

 

若さのピークをほんの少し過ぎた、けなげとも言える女性の悲哀をものの見事に

歌いあげて下さいます。

 

昭和の名曲

 

エンディングのサックスはまさにむせび泣き続けています。

しかし、所々でウイットをきかせ、自虐性をまろやかに包み込んでおり「悲哀」

という表現は短絡的でむしろ失礼であることに気づくでしょう。

 

夜霧のハウスマヌカン 又 毛が はえてくる

1番の最後の歌詞です

 

ハウスマヌカンという職業、そしてまた毛が・・・

「もののあわれ」「諸行無常」を感じずにはおれません

 

歌詞の世界感・とびぬけた歌唱力・魅了ある声・サックスに代表されるアレンジ力

決してこのまま埋もれるような曲ではありません

 

世間の評価はそれ程でもないかもしれませんが、私にとってはどうしても外せない曲です

重ねて言いますが、どうしても何としても残したい昭和の名曲なのです。

 

 

 

P.S.

 

カバー『夜霧のハウスマヌカン』

 

実は、「テレサ・テン」がカバーされていました

曲が気に入られたのでしょうか、詳しい事情は分かりませんが、個人的には不似合いな気がします(ひょっとして、お笑い好きか?)(それはないか)

 

とにかくこの歌は、ややさんという歌手のマイナー感とその年齢渋みのある声があってこそ「生きる歌」

そんな気がいたします

 

Mi-Ke

 

ややさんとは全然関係ないですが、Mi-Ke(みけ)というグループの「思い出の九十九里浜」も結構好きです

(但しこちらは限りなくコミックソングに近いかな?との失礼な偏見を持っていますが… 何となく名前が近いかなって思った次第で深い意味はなく、バブリーな雰囲気がお好みの方は聞いてみてください。)

 

 

大黒摩季『 夏が来る』 ららら~やっぱり!今日も明日も聞きたい 

 

昭和の名曲 テレサ・テン 夜のフェリーボート

 

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