四拍子そろっています!
ルビーの指環 昭和56年
曲よし・詩よし・歌唱力よし。そしてビジュアル文句なし。
まぁ「男って引きずる」よねっていうお話です。
作詞:松本隆 作曲:寺尾聰 編曲:井上鑑
昭和生まれの方はだれでもご存じでしょうが、若い人たちにも一度は触れていただきたい作品です。
決して損はさせません。(たぶん)
ワンピースの主人公?…(いや、それはルフィーか)ではなく、モンストのルビー(少しレアーか)でもなく、赤く輝くあの「ルビー」です。
宝石の王様はダイヤモンドであるならば、「ルビー」は宝石の女王といえるでしょう。
ベージュのコートに深紅(しんく)のルビーの指輪が似合う貴女(あなた)が忘れられない。
そんないとしい男の歌です。
アレンジが素晴しい
イントロも間奏も何回聴いても楽しくてしょうがありません。
高齢になるにつれ、だんだん高音部が聞きづらくなると言われています。
でも神様お願いします。
この曲の2番以降から登場する鉄琴らしき音を永遠に聴いていたいのです。(ちょっとマニアックでヘンなやつです)
しかし、この少し軽やかなテンポのおかげで、哀しく・しんみりとした詩の内容をいい感じで救ってくれているのです。
サングラス姿が渋すぎる
「カッコイイ男」世界大会があれが、当時のサングラスをかけて歌っているあの姿は、男から見てもホレボレします。
もう日本代表間違いなし!
『トップガン』のトムクルーズをもしのぎ、3位以内を確信しています。(優勝と言いたいが、世界の俳優をほとんど知らないもので…)
(伝説の歌番組「ザ・ベストテン」12週連続1位)
結構すごい記録です。
とにかく、見た目も歌も演奏もすべてが最高。
そりぁ 売れますよね。
でも、売れたから聴いてほしいわけでも、見た目がカッコイイから見てほしいわけではありません。
枯葉ひとつの 重さもない命 貴女(あなた)を 失ってから
だって主人公は未練たらたらで、嘆き哀しでいるのです。
でもそこに私は惹(ひ)かれます。
人(男)は引きずるものです。簡単に割り切れなくてもいいじゃありませんか。
人を愛するとは
最後の歌詞を引用させていただきます。
そして二年の月日が 流れ去り 街でベージュのコートを 見かけると
指にルビーのリングを 探すのさ あなたを失ってから・・・
健気(けなげ)ではありませんか。 男って…
人を愛するとは
別れた貴女(あなた)をずっと想い続ける
かっこ悪いけれど、少しうらやましくもあります。
あなたも是非この曲を聴いて、振った男たちをたまには思い出してみてください。
今でもあなたの『ルビーの指環』を探し続けているのかもしれません・・・
P.S.
「指輪」ではなく「指環」としたところに、松本隆さんの凄さを感じます。
どうでもいいことですが・・・
追伸(ついしん)=P.S. または PS の表記が一般的「あとがき・補足したい内容を書き足す」ぐらいの意味でしょうか。post(後で)+ cript(書く) らしいです。
今後も「どうでもいいこと」を何か一つ書いていきたいのでご迷惑かもしれませんが、よろしくお願いいたします。
了
昭和の名曲 街が泣いてた 伊丹哲也&Side By Side
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