作詞:高橋掬太郎 作曲:飯田三郎
「戦後は終わった」と言われ始めた昭和30年代前半ですが、まだまだ生きていくが精一杯だった時代ではないでしょうか
依然として暗い世相が続く中、曲調は明るく、希望がわくような、雄大な広がりを感じます
ここに幸あり
嵐も吹けば 雨も降る 女の道よ なぜ険(けわ)し
有名な冒頭の歌詞です
昭和30年代後半生まれの私ですが、なぜか1番は歌えます
お名前も、どんな方かも知りませんでした
誰にもいえぬ 爪のあと 心にうけた 恋の鳥
さすがにこの2番の歌詞は、初めて耳にします(1番の心情をより深く、現しているようです)
「恋の鳥」?(勝手の解釈すると、恋に傷ついた女性を、鳥になぞらえたのでしょうか)
君によりそい 明るく仰ぐ
3番の歌詞で、すべてが救われる気がします
大津美子さんは、18歳でこの歌に出逢い、現在も現役で活躍されているみたいです(今でも、あの豊かな声量を響かせていることでしょう)
ここにも幸あり
君を頼りに 私は生きる
妻の会社で、のんきに事務仕事をしています
正直、このブログ(どうでもいい内容ばかりです)が書けるほどに、時間が有り余っています
妻(君)を頼りに生きる私には、別の意味でも、心に残る歌であり、歌詞なのです
ここに幸あり 青い空
先人たちの苦労のおかげで、今の豊かな生活や平和があります
今日も、のうてんきに「青い空」が仰げるのも、妻の「苦労のおかげ」であることを心に刻(きざ)みつつ、この素晴らしい歌をもう一度聴いてみたいと思います。
昭和の名曲 水前寺清子 ありがとうの歌 / さわやかの唄(原曲)
P.S.
ここに幸あれ
ひたすら、「車」の話なので、興味ない方は無視してください
この曲がヒットした前年の昭和30年、「トヨペットクラウン」が、純国産乗用車として、世に送り出されます
発売価格は98万円(現在なら1500万ぐらいかも)(ドアは当然、観音開きです)
1500ccで48馬力(パワー的には軽自動車並みです)
先日、トヨタの商用車バン(サクシード/1500cc)に乗る機会がありました
スムーズに回るエンジンはとても気持ちよく、バケット風シートのホールド性もよく、少しも疲れませんでした(高速をビュンビュン飛ばす、営業マンの気持ちが少し分かりました)
私が若い頃(80年代)に、このレベルにチューンナップしようとすると、天文学的資金が必要でしょう
まさに、スーパーカーブームも、吹っ飛ぶような、性能(スペック)なのです(調べてみると、エンジンはVVTーi / 可変バルブタイミング仕様)(贅沢です)
商用車に、この標準仕様です(内装も手を抜いていません)(おそるべし・TOYOTA)(ありがとう・豊田章男様)
「いつかはクラウン」と憧(あこが)れた80年代も、はるか遠くに過ぎ去り、今では「いつかはアルベル」(アルファード/ベルファイヤー)の時代らしいです(個人的には、あのオラオラ顔は、好きになれません)(ヒガミ半分どころか、3/4以上ですが…)
「クラウン」は、2代目から直6(直列6気筒)仕様で作られ続け、その後スペースやデザイン面からV6(V型6気筒)に変更されました
現在(15代目)は、まさかの4気筒(主要エンジン)です(「もののあわれ」を感じずにはおられません)(効率最優先です)(これもまた、おそるべしです)
技術の進歩に驚き、感謝するとともに、なぜか今も旧車(70~80年代に製造された)に惹(ひ)かれ続ける今日この頃です。
ずっと日本の歴史と共に育ってきた、国内専用車「クラウン」殿
「ここに幸あれ」
そう願わずにはいられません
了
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