「西部警察」 挿入歌『愛のゆくえ』 幸田薫(旧芸名)/ 紅理子(クリス) 

「石原プロモーション」が来年、幕を閉じるよう言うニュースが流れました

「石原裕次郎」さんが1963年に設立、社長を務め文字通り「石原軍団」として鉄壁の結束で活動されました

 

「俺が死んだら即会社をたたみなさい」が遺言だったことを明かした「石原まき子」さん

1987年(昭和62年)7月17日に亡くなられてちょうど33年目の発表でした

「石原裕次郎」さんといえば「太陽にほえろ」そしてブランデー

「西部警察」での一場面、小暮課長(石原裕次郎)恒例の「ラウンジ」でのシーンでは、「幸田薫」さんがギターの弾き語りでそっと花を添えていたのです

そこで流れていた曲こそ、昭和の名曲なのでした。

愛のゆくえ

作詞:伊井田 郎  作曲:水森英夫

 

一つめの秋 見送るころは お酒の味も 覚えたわ

低くしんみりとつぶやくようなこの歌を聴きながら「小暮課長」はブランデーグラスを傾けます(あくまでも私のイメージです)

 

銀杏(いちょう)並木が 裸になって 別れのときを 知ったから

秋といえばやはり別れ、この季節が似合うのは、枯葉が落ちていく様子に想いを寄せてしまうからなのでしょうか

 

愛 は  い つ か

1番は

色あせて 散っていくのね 散っていくのね はかないものね

2番は

音をたてて 崩れ去るのね 崩れ去るのね せつないものね

そして3番です

影もなく 消えていくのね 消えていくのね 悲しいものね

 

3番まであってこその演歌、少しの(いん)をふみ、物語は徐々に移り変わっていくのです

まさに王道であり、聴いているこちらも安心してこの流れに身をまかせられるのです

 

そしてこの歌の最大のお気に入りは、それぞれの初め二行です

 

1番の ”一つめの秋~” から、2番は

二つめの冬 迎えたころは なみだにくれて いたのです

 

作曲家「水森英夫」さんを知りません

「敏いとうとハッピー&ブルー」の初期のメンバーとして活動され、この後作曲に専念、「氷川きよし」をスカウト、曲を提供し人気歌手に育てる (ウィキペディア)

 

現在、日本作曲家協会常務理事です(すごい人だった見たいです)

この曲の出足の旋律が特に素晴しく、まさに常任理事にしか作れない曲調といえるでしょう(そんなことはありません)(ただし、始まり5秒で一気に心を持っていかれることを保証します)

 

三つめの春 訪れたときは 思い出川を わたります

 

日本に四季があって本当に良かったと、しみじみと感じさせてくれる、素敵な歌詞が続きます

三年越しの春に、やっと思い出も断ち切れたみたいです・・・って3年間です!

 

いや~昭和ってほんとうにいい世界だったのですね

一つの恋に賭ける想いが今よりずっと深く、時の流れもゆっくりと動いていた気がするのです

こんな感想を抱かせる『愛のゆくえ』、久しぶりの試聴でした

悲しみが伝わる歌なのに、同時に心が豊になった気がするのはどうしてなのでしょう

 

作詞家「伊井田 郎 」さんの「ゆくえ」(情報)は見付けることはできませんでしたが、この唄に出逢えた喜びが伝わることを願うばかりです。

 

P.S.

一つ目の「秋」・二つ目の「冬」・三つ目の「春」とくれば、かわいそうなのが取り残された「夏」です

石原プロモーション

 

「四つ目の夏」は、この歌詞には出てきませんが、「石原裕次郎」さんといえば、やはり「夏」がとてもお似合いでした

 

慶応病院の屋上から元気に手を振っておられた姿がよみがえります

「石原裕次郎」さんが亡くなられて33年目の夏が訪れがました

少し寂しい思いで「石原プロ」解散のニュース記事を読んでいたら、所属俳優の方々の年齢が記載されており、愕然(がくぜん)としました

 

【勝手なイメージを今でも持ったままの私です】(敬称略)

 

「舘ひろし」:ハーレーダビッドソンにまたがり、両手ばなしでカッコよく拳銃を撃ちます(決してはずすことはありません)(当然、ノーヘルです) 【70歳】

「神田正輝」:育ちのよい、爽やかスポーツマン。青春ドラマでは、憧れの先生 【69歳】

「渡哲也」: ガルウイングのドアを開け、とにかくショットガンで撃ちまくります(サングラスと角刈りは永遠のスタイルです) 【78歳】

 

石原軍団も高齢化の波は避(さ)けれません

10年、20年前などついこの前の出来事と思ってしまいます

年を取った実感はあるものの、そんな自分も含め、先輩方のこの年齢を認めたくない、受け入れたくないもう一人の私がいるのです

 

「石原裕次郎」: 角目四灯、ガゼール・オープンに軽々と飛び乗ります(ドアなんて開けません)

【52歳】

夫人「石原まき子」(北原三枝)さんにとっては、何度も訪れた「夏」の一つ一つが、儚く散った『愛のゆくえ』だったのかもしれません。

 

美しき者に微笑を、淋しき者に優しさを、逞しき者に更に力を、全ての友に思い出を、愛する者に永遠を。心の夢醒める事無く。

墓碑には妻まき子さんの直筆でこのような言葉で綴られています(ウィキペディアより)

冬の華 高倉健 主演 昭和53年 音楽/クロード・チアリ

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