増田けい子『すずめ』・村上幸子『酒場すずめ』・桂銀淑『すずめの涙』 それぞれに思いを寄せながら…

いつもはしゃいでいるように見える「すずめ」

義理人情にあつい「すずめ」

豪華に見える「孔雀」と何の飾りもない「すずめ」

 

それぞれの「すずめ」に思いを寄せながら、人生模様が描かれていくのでした

3曲とも、「すずめ」とひらがな表記も気にっています

昭和歌謡の郷愁と素朴な感じがつたわってくるように思えるからです

 

すずめ 増田けい子(増田恵子) 1981年(昭和56年)

 

作詞・作曲:中島みゆき 編曲:青木望

 

1981年3月31日の「ピンク・レディー」解散後はソロ歌手、「増田 けい子」としてのデビュー曲です

 

「中島みゆき」さん作詞・作曲の「しあわせ芝居」を、「桜田淳子」さんが歌っているのを増田さんが聞き、「いずれはあんな大人の歌を歌いたい」と思い、依頼らしいです(ウィキペディア)

そんな事情は一切知らない私は、ただ「いい曲だなぁ」とぼんやりと聞くばかりでした

 

別れの話は 陽のあたる テラスで紅茶を 飲みながら

オシャレな「別れ」などありはしないけれども、せめてシチュエーションぐらいはオシャレで明るいところで・・・

女心です

わかるようでわかっていない、残念な昭和のオヤジです

 

雨降る夜更けに 呼ばないで

あなたと私の 一生が 終わるように 響くから

改めて聴いてみると、偉大なる「中島さんの世界」がちりばめられていました

 

悲しくもアンニュイな旋律に「私の心」を「すずめ」に置き換えます

 

雀 雀 私の心 あなたのそばを 離れたくない

今気づきましたが、「孔雀」(くじゃく)の字には「雀」(すずめ)が入っているのですね・・・

 

話はそれましたが、主人公の女性は自嘲気味に続けます

 

なのに なのに ふざけるばかり

雀のように はしゃいでるばかり

なぜか『ひとり芝居』(桜田淳子)の歌の情景がよみがえりました

この曲の誕生のいきさつを聞いたせいかもしれません

 

あなたの車が 消える ついでのように 見送りながら

私 いつか走りだす

「ついでのように」のセリフに、年老いたことも重なり、ますます涙もろくなります

 

彼女は去っていく彼の後ろ姿を見送りながら、心ではずっと追いかけ続けるのでした

 

「ケイちゃん」の時代を否定するわけではありませんが、「増田けい子」さんには大人の歌がよく似合うと、改めて感じる素敵なデビュー曲でした。

 

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酒場すずめ 村上幸子 1984年(昭和59年)

 

昭和の代表曲と自認する『昭和枯れすゝき』を作詞された「山田孝雄」さん

浪花節だよ人生は」の作曲者「四方章人」さん

演歌ファンならずとも、期待は高まるばかりです

 

作詞:山田孝雄 作曲:四方章人(よもあきと) 編曲:薗広昭

 

涙という木に 止まった鳥は

人のやさしさ 忘れない

正統派演歌を歌い継ぎながら、この「村上幸子」さんの透き通った感じは、稀有(けう)なことであり、とても新鮮でもあります

 

しかも、登場するのは人情味あふれる男性であり、その悲哀をなんともきれいに歌います

 

どうせ俺(おい)らは 酒場のすずめ

ちゅちゅん ちゅちゅん ちゅちゅん ちゅちゅん

かわいい声で鳴いているのは、想いを寄せる女性なのでしょうか

この歌詞は意外と深く、なんとなく女性の歌とばかり思っていました

今でもよくわかっていません

 

「ただ何げにこの歌が好き」というだけの私がこれ以上語っても彼女の素晴らしさは伝わなないでしょう

ユーチューブのコメントに素敵な言葉が掲載されていたので、勝手にご紹介させていただきます

 

2020/07/23 村上幸子歌謡碑に献花をしてきた。その脇に幸ちゃんの早逝を惜しむ恩師「星野哲郎氏」の詞が刻まれた碑があった。 その全文を紹介します。

「叫び」

ひかえ目な 彼女に気付かず ゆき過ぎた時も 背中に突きささる 彼女の愛唱に 惹かれてかけ戻る おもねる事を知らず ただひそやかに独自の世界を守りつづけた 彼女の歌には 心有る者を夢中にさせる「華」があった その人たちは叫ぶ いつまでも野の花の素朴さと、 透明な愛らしさを持ち続けた 炎歌の名唱がここにある、 なぜ早く見つけてくれなかったかと                         星野哲郎

 

「村上幸子」さんの身近で接する機会も多であろう「星野哲郎」さん

このお言葉はとても重く貴重なものです

投稿者の方ともども、心から感謝いたします。

 

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すずめの涙 桂銀淑(ケイ・ウンスク) 1987年(昭和62年)

 

ウィキペディアでは、トロット歌手との紹介もありました

トロットは、韓国の音楽のジャンル。演歌から派生したものであり、日本では韓国演歌とも呼ばれる。「成人歌謡」「伝統歌謡」「ポンチャック」(韓国の大衆音楽)とも呼ばれる

 

演歌というジャンルも年相応に好きですが、このトロットの流れをくむ(?)韓国人歌手たちの歌に惹かれます(「チョーヨンピル」さんの『流されて』はイチオシしています)

 

そして、作曲家の「浜圭介」さんに見出された「桂銀淑」さん

デビュー以来、あのお声に虜(とりこ)となってしまいました

 

作詞:荒木とよひさ 作曲:浜圭介 編曲:若草恵

 

幸福(しあわせ)を 窓に閉じ込めて 飼いならしてみても

悲しみが 胸のすき間から 忍び込んでくる

ここでは、自分の生き方を「すずめ」に投影します

 

もし…今度 生まれてくるなら 孔雀よりすずめ

口紅も香水もつけないで 誰かと暮らすわ

 

2番のここからの詩が好きでたまりません

私のようにYouTubeではなく、できればCDを買って聞いてみてください(ちなみに、昔LP版を買いました)

少し財布は軽くなりますが、ずっしりとあなたの心に重く響き渡ることでしょう

 

たかが 人生 なりゆきまかせ

男なんかは 星の数ほど

 

少し強がったこのセリフを言ってしまう女性

私にとっては「素敵な女性」確定ランプの点滅が始まります

 

泥んこに なるまえに 綺麗に あばよ

好きで いるうちに 許して あ ば よ

 

「桂銀淑」さんのかすれた声と切なげな表情に、私の心の点滅ランプは真っ赤に染まったまま動きを止めます

 

あなたの活躍は、永遠に輝き続けるのでした。

 

P.S.

 

我が家のスズメたち

 

庭に塀にと、ぴーちくぱーちくと騒がしいことこの上ないスズメたち

秋のコメの収穫前に、何の遠慮もなく食べ散らかすこの鳥も、近くで観察すると愛らしく憎めません

 

しかしスズメに限らず、いろんな小鳥(カラスを含む)たちが、ちょっと油断するとわが愛車に、まるでおみやげとばかりにと、ふんを落としていきます

さすがに洗ってから速攻でされると、空気銃で・・・

 

いやいや、そんな妄想を振り払い、今日もせっせと洗車に務めています

 

つでに仕事と農作業もすずめの涙ほどはしています

22歳・21歳・17歳のいまだに可愛くてしょうがない、我がすねをつつきまくる「スズメ」ちゃんたちのためにも、もう少しだけ・・・

 

さだまさし 『案山子(かかし)』 私には懺悔と「償い」の歌でもあります 

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