朝田のぼる 『白いスカーフ』『おやじの酒』 よく知らないが、なぜか懐かしい

物まねなど芸達者な「角川博」さんとキャラ被りで、少しイメージの薄いあの爽やかな好青年「朝田のぼる」さんです

純情さが際立った「新沼謙治」さんらとも同じ1976年にデビューしていました

 

「誰も知らない?」「知られちゃいけない?」わけでもありませんが、デビルマンの主題歌同様、かなりの名曲だったのでここに紹介させていただきます

 

白いスカーフ 1976年(昭和51年)

 

作詞:阿久悠 作曲:市川昭介

 

浜木綿(はまゆう)が 匂う 浜辺

あの娘(こ)の指が ふるえて結ぶ 白いスカーフ

出足の旋律だけで心が落ち着き、「綺麗な演歌だなぁ」としみじみと懐かしの昭和にひたれます

 

安定の歌唱力で歌い上げる、当時の生歌映像を見ていると、「市川昭介」先生のあの優しい笑顔「朝田のぼる」さんのさわやかさが思い起こされるのでした

 

ちなみに「浜木綿子」さんもとても魅力的な方で、お名前のしゃれっ気といい、忘れられない女優さんでした

 

もとい!

今でもご存命で、悠々自適な暮らしをされているとのこと

大変失礼いたしました

 

おやじの酒 1979年(昭和54年)

 

作詞:里村龍一 作曲:足立おさむ

 

「足立おさむ」で調べてみても「足立理」さんという見たこともない若きイケメン俳優と元サッカー選手(足立修)しか出てきません

 

なおもしつこく検索すると「足立おさむ作曲一覧」に『おやじの酒』が1作品だけ掲載されていました

 

おやじのんでるかい もう日が暮れる

 

素晴らしいインパクトでこの曲は始まります

いきなりの高音の響きは、おやじのいる故郷へとこだまするのでした

無骨なほどにシンプルでなおかつ、郷愁を呼び寄せるこの作曲力にただただ感動いたします

 

「足立おさむ」さんは、目立つことを良しとせず、華やかさを好まない昭和の達人に違いありません

 

おやじのんでるかい 今も達者かい

 

この言葉に全てが集約されています

 

私にも、若き頃大変迷惑をかけた高齢の両親が近くに住んでいます

達者かどうかは微妙な状態ですが、何とか二人で頑張っているようです

この唄に惹かれたのは、そんな事情のせいかもしれません

 

作詞家の「里村龍一」さんはそうそうたる演歌歌手に多くの作品を提供されていました

「千昌夫」さんの『望郷酒場』は大好きな歌です(しかし、『おやじの酒』はウィキペディアの主な作詞作品の中にはありません)(悔しいです)

 

『おやじの酒』は、誰が名付けたかは知りませんが、まさに「郷愁演歌の決定盤」なのです

 

 

おやじゆずりか 今なら俺も 酒の相手に なれそうだ

おやじのんでるかい やけに逢いたいな・・・

 

どうも私は、親父ほどには飲めない体質のようです

今手元には、リフォーム工事の見積書と介護商品のパンフレットがあります

 

酒の相手は酒豪の嫁に任せ、私は甘い物担当でよろしくお願いします

この冬は、デイサービス以外の日でもお風呂に入れそうですよ・・・

 

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村木賢吉 『おやじの海』  昭和47年に自主製作 ”そんなおやじがいとおしい”;

 

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