西田佐知子 『女の意地』『初めての街で』(菊正宗CMソング) いつのも酒にいつものコーヒー…ルンバ

西田佐知子

 

きれいで、物静かなイメージでしたが

 

この記事を書き終わるころには、イメージが一新しました

 

たまたま『女の意地』を聴く機会があり、西田佐知子さんが歌われているのを知りました

お名前は、なんとなくお聞きしていましたが、作品の多さにビックリです

愛称は「さっちん」、しかしアルバムのタイトルでは「さっちゃんの…」が多数あります

よくわかりません

 

そんな私が、年代的にギリついていけたのが「女の意地」(昭和45年・再リリース)でしょうか

当初B面から発売され、A面で再リリースした曲がたくさんあるようです(A面・B面の響きが懐かしくも心地いいです)

 

時代的に「モノラル録音」と「ステレオ録音」の端境期(はざかいき)も影響したらしいです

『A面で恋して』(ナイアガラトライアングル)、B面で成就(じょうじゅ)した感じでしょうか(ちょっと違うか)

 

「西田佐知子」さんの世界は、感動と意外性の連続なのでした

 

女の意地 昭和40年(1965年)

 

作詞・作曲:鈴木道明

 

素晴しき昭和の歌詞

 

 

二度と恋など したくはないはわ

 

そこまで、思いつめるほどの恋愛

経験のない私には、少し荷が重い世界です

 

 

泪こらえて 夜風を仰げば またたく星が にじんでこぼれた

 

最後の歌詞です

こんな日本語に出逢えるのが昭和、とても嬉しいひと時です

 

たおやかに、ゆっくりと

 

【たおやか】 姿・形・動作がしなやかで優しいさま” 大辞林より

彼女の歌や動画をみていると、そんな言葉が思い起こされました

 

サックスの嘆きとともに、「女の意地」を哀しく伝えながらも、ゆっくりと流れていきます

「さっちん」と呼ばれていたことが、ほんの少しだけ、わかった気がします

 

初めての街で 昭和54年(1979年)

 

西田佐知子さんにハマっています

 

 

初めての街で いつもの酒 やっぱり俺は ・・・・・

 

まさか、「菊正宗」のCMソングを歌われていた人とは驚きです(結構有名なんでしょうが)

この声・この歌・この歌詞、そしてかなりの美貌らしいのです

 

好きにならない選択肢はありません(古い歌も沢山聞かせてもらいました)

味のある声と雰囲気のある歌い方です(鼻にかかった声は、飾り気なくとても魅力的です)

何故か美貌のイメージと一致しません(美人=か細い声で、少し不安定な音程)(ただの偏見です)

 

安定した歌唱力と低音の意外性

彼女の魅力は、そんなところにあるのかもしれません

 

改めてのオリジナル曲『初めての街で』

 

作詞:永六輔 作曲:中村八大

 

シンプルで奥深い曲調に6番まで歌詞をつけています

 

天才叙情作家「永六輔」

 

 

初めての○○で いつのも酒

 

1番から初めての「街」・「人」・「店」・「別れ」・「涙」と5番まで続きます

そして最後に

 

 

いつもの肴(さかな)で いつもの酒 やっぱり俺は 一人じゃない

 

この店に、この街に、そしてこの街の人たちにふれ合い、馴染(なじ)んできたのでしょうか

やはり「永六輔」さんは、並みの作詞家ではありませんでした

 

そして忘れてはならないのは、「西田佐知子」さんの歌唱があってこそ、よりこの作品が輝き、哀愁を増していくのです

 

私も、今日から親愛を込めて「さっちん」呼ばせて欲しいです。

 

P.S.

 

コーヒールンバ(新しい掃除機ではありません)

 

色々聞いていると、やはりこの曲についても、どうしても触れたくなりました

「ルンバ」のところの、微妙な巻き舌がたまりません

 

リズムカルでテンポよく高音を響かせます(いくつもの引き出しを持たれています)

知れば知るほど、幅の広さと、人としての深さを感じてしまいます

 

高級コーヒー豆【モカ・マタリ】

 

「モカ」・「モカ・マタリ」由来

コーヒー豆・産地「イエメン」の港の名前より「モカ」が広く知られるようになりました(対岸の国エチオピア産も一緒にこの港から輸出されていた)

 

イエメン北西部・高地での産は特に高級で「モカ・マタリ」と呼ばれているらしいです(大間産のマグロみたいなイメージでしょうか)

 

最後にCMのフレーズより、ふたつ

 

 ”まだ甘口の酒が多いとお嘆きの貴兄(きけい)に”(菊正宗酒造・CMより)

お酒は「菊正宗」、コーヒーは「モカマタリ」、人物といえば「藤原鎌足」(ふじわらのかまたり)

以上、かなり無理がありましたが、おススメさせていただきます。

 

② ”旨(うま)いものをみると 辛口の菊正が欲しくなる

辛口の菊正を飲むと また、旨いものが食いたくなる”(菊正宗酒造・CMより)

 

「コーヒールンバ」を聴くと「初めての街で」が聴きたくなる

「初めての街で」を聴くと また、「女の意地」が聴きたくなる

 

そして我が耳

甘口の「西田佐知子の歌声」が無性に欲しくなってきている・・・

 

 

昭和の名曲 ここに幸あり 大津美子

昭和の名曲 宮史郎とぴんからトリオ 女のねがい 昭和47年

 

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