石川セリ サーフボードに残る、八月の濡れた砂がムーンライトに照らされて…

「井上陽水」さんについてあまり詳しくない私は、「石川セリ」さんのご主人だと知り、今更ながらに驚いています

 

彼女の名前はちらほら耳にしていましたが、そんな不勉強な私が「石川セリ」さんの作品についてこうして書いているのは、なんともおこがましい限りです

 

厚かましいついでに告白しますが、「サーフィン」についても、経験もなければ、知識も全くなく、当然しゃれた思い出もあるわけもなく、誠に心苦しいですが興味もあまりありません

 

ちなみに、この作品の作詞作曲者のお名前も、この流れの勢いに任せ、存じ上げないことを追記いたします

 

ムーンライト・サーファー 1979年(昭和54年)

作詞・作曲:中村治雄

 

潮の香りに 包まれながら

いつもあなたと 波乗り気取り

 

不思議に思えるほどの安心感を味わいながら、穏やかな波に身をゆだねています

夕日が沈むと同時に現れたムーンライト

その光は、想い出を閉じていた瞳に優しく差し込み、そっとこのように囁(ささや)きが聞こえてきました

すべって落ちた あなたを笑い

こづかれたのも 昨日のようね

 

・・・と、われながら気持ち悪くなるような注釈です

 

音楽・音階・曲調に感じられる、あふれ出そうなほどの安らぎ感

そして、「石川セリ」さんの魅力的な声にも誘われて、この「ムーンライト・サーファー」の世界へ、幻想のかなたへと没入していきます

 

そこには、浜辺の思い出など砂粒一つないのに、サーフボードを小脇に抱える自分がいるのでした

 

2番に入ると、彼へのただの想い出ではないことが分かりました

月に抱かれて 渚でひとり

星をさがすの あなたの星を

 

もういない彼のサーフボードが漂います

ほつれた海に浮かべ・・・

・・・一緒に波に乗るの

 

彼女の声に、湿り気は一切感じません

「自分が一番悲しいのに、周りを気遣って勇気づけてくれる」

そんな印象を受けながら、多くの元気をもらえるのでした

 

Oh! Sufer in the moonlight, moonlight, moonlight,

Sufer in the moonlight, moonlight, moonlight, ……     moonlight sufer  ……

このさび部分のかすかな記憶がどこに起因しているのでしょうか?

CM? 歌謡番組?

 

湘南海岸へ行く途中での、彼女の車から流れていたあの頃の甘酸っぱい記憶?

確か車種は赤いファミリアのハッチバックだったような・・・

幻想が再び現れたようです(当然ありえません。一度でいいから、こういうコメントも入れてみたかったもので、、、)

 

幾度か繰り返される、このサビの部分の心地よいリズムとアレンジ

イントロのピアノといい、音楽性の高さが荒波のように何度も押し寄せてくるのでした

 

エンディングの波の音を聴きながら余韻を楽しみます

超優秀なインフルエンサー「YouTube」殿は、間髪入れず『朝焼けが消える前に』を紹介してくれました

 

しばらくは「石川セリ」さんの作品と一緒に、波に乗り続けたいと切望している自分がいます

 

・・・幻覚ではありません。

 

 

 

 

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