私のとても好きな曲『ヘッドライト』(新沼謙治)『そんな女のひとりごと』(増位山)などを作曲されています
ギター片手に渋く歌われてる先生が「あの名ドラマ」で歌を・・・
徳久広司さんは「寺内貫太郎一家2」での挿入歌『北へ帰ろう』で歌手デビューされていました
ご本人の見覚えもなく、「小林旭」さんの歌?ぐらいのイメージで、うろ覚えのこの曲です
しかし、この声、このこぶし
間違いなく、昭和の名ドラマ「寺内貫太郎一家」で聞いていた歌だったんです(パート2があったことは、覚えていませんでした)(もっと正直言えば、小林亜星さんに殴られ、西城秀樹さんがちゃぶ台のある部屋から下へ転がる場面しか…)
何はともあれ、懐かしの名曲です
北へ帰ろう 昭和50年 (1975年)
作詞・作曲:徳久広司 編曲:小林亜星
北へ帰ろう 思い出抱いて 北へ帰ろう 星降る夜に
『北帰行』『北の旅人』『旅の終りはお前に』
演歌の旅立ちは「北」が似合います
イントロの弦楽器(バイオリン?)を除けば、ギター・ベースギター・多分マンドリン・そして渋みのある声、以上終了なのです
聞いたバージョンが、オリジナル音源かは定かではありませんが、上記以外の音は聞き取れませんでした
このシンプルさに、昭和の男の潔さを感じるのです
愛しき人よ 別れても 心はひとつ 離れまい
「離れまい」
余韻(よいん)がほんのりと残る、いい言葉です
レコードジャケットに映っているうしろ姿がまた素晴らしいのです
雪駄履きに黒のダボシャツ、薄いベージュの腹巻をきめて、流し風にギターを抱(かか)えています
かぶる帽子は、カンカン帽(麦わら帽子の一種で天井が平らなタイプです)(”ボインは~”の「月亭可朝」さんがかぶっていたヤツです)(今でもカンカン帽と言うみたいです)
このスタイル、いけてます!(と私は思いたい)(今は「?」の人が多いかもしれないけれど、あと一周半ぐらいまわればワンチャン…ないでしょうか)
この作品に限らずですが、昭和のレコードは、曲に痺(しび)れ、レコードジャケットに、またホレボレいたします(あの1粒で2度おいしいといわれたキャラメル「アーモンドグリコ」と同じです)
みとせの 夢よ わが恋よ 君くれないの くちびるよ
3年間の夢が破れたのか、成就(じょうじゅ)させるために北へ向かうのか、たぶんもっと深い意味があるのでしょうが、私には分かりません
ただ、この古き日本語の響きが、心にしみる歳になってきたのは、間違いないようです。
「北へ帰ろう」いや、北へ旅に行きたいです
思い出を抱いて、昭和の名曲とキャラメルを携(たずさ)えて・・・
P.S.
寺内貫太郎一家
当時まだドラマのTBSと言われていた(たぶん)(私の勝手な想像です)、水曜劇場・9時枠です
脚本:向田邦子 プロデュース:久世光彦
「小林亜星」「加藤治子」の夫婦に母「ジュリ~と叫ぶ樹木希林(当時は悠木千帆)」
「伴淳三郎・由利徹」と脇を固めており、今思えばもう完璧な布陣です
CM王 小林亜星
そもそも『北へ帰ろう』の徳久広司さんも「小林亜星」さんに師事していた縁からの抜擢です
昭和の名曲・CM編では、まず「小林亜星」さんは外せません
”小林亜星さんCM曲さんについては[soikll5]さんの動画を参考にさせていただきました”
「この木なんの木、気になる木~ / 日立グループ」・「泣いて~いるのか、笑ぁっているのか~ / エメロンシャンプー」「レ~ナウン・レナウン娘がワンサカ…」は有名です
「どこま~でも、行こう / ブリヂストン」「酒は~大関、こころいき~」
「ニッセイのおばちゃん!今日もまた」「うれしい白で~す~、ブルーダ~イヤ 金銀パールプレゼント!」
「おいしい顔ってどんな顔?パンにやっぱりネオソフト」「パンシロンでパン!パン!パン!」
「新三共胃腸薬、か~りゅう~」「ぱっと、さいでりあ~」(テレビっ子の私は、亜星さんと共に昭和を生きてきたといっても過言ではありません)
「サントリーがある、笑顔がある、喜びがある、微笑みがある、サントリーがある」「涙がある、愛がある、夢がある、ため息がある、サントリーがある」「そしてまた明日がある、サントリーがある」
このCMに使われていたBGMは永遠に不滅です(ドンドンディドン・シュビダドン・夜~が来る~ / 超テキトーです)
昭和のCMには、誰もが信じて疑わなかった夢のある「あした」があったのです
そして今でも毎日のように耳にする「あなたとコンビに、ファミリーマート」(ファミマ、おまえもか!)
あなたには、笑顔がある・愛がある「あした」はありますか?
いいないいな にんげんって いいな みんなでなかよく ポチャポチャおふろ
あったかふとんで 眠るんだろな
僕も帰ろ お家へ帰ろ でんでんでんぐりがえって
”『にんげんっていいな』/ 詩:山口あかり 曲:小林亜星”
それでは皆さま、気持ちが少しほっこりしたところで
「バイ・バイ・バイ!」
了
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